泉からトツトツと

水が湧き続けるように、

自分の中からトツトツと

言葉が湧き続けることが

あります。

 

頭で考えている

わけではなく。

 

何かを説明しようと

しているわけではなく。

 

何かを理解してもらおうと

思っているわけではなく。

 

何らかの意図を

持っているわけではなく。

 

ただ、

トツトツと

ゆっくりと

湧き続ける言葉達が

あります。

 

それを私は一つずつ

宝物のように

抱き、愛でながら、

何の解釈も色もつけずに

そのまま

口に出します。

 

それはまるで

自分がただの

スピーカーになったような

感覚です。

 

自分で言葉を

口にしながらも、

自分自身も

それを聴いて

楽しんでいます。

 

次の一言を

自分の口は

何を語るのか?

 

を楽しみながら、

私は目の前のAさんに

向かって、

トツトツと言葉の一つ一つを

プレゼントします。

 

やはりそれは

何をどう観ても

私自身の言葉だとは

思えません。

 

どう観ても、

それは、Aさん自身の

言葉です。

 

Aさんの

真本音の言葉。

 

本当はAさん自身が

自力で気づきたい

答え達。

 

それを私は

Aさんの代わりに

Aさん自身に

お伝えしている。

 

それだけのこと

のようです。

 

研修でもコーチングでも

よく皆さんから

おっしゃっていただく

嬉しいお声があります。

 

「たけうちさんの言葉は

どうしてこんなに

スーッと心の中に

入ってくるんだろう?」

 

それは

私の言葉では

ないからです。

 

あなた自身の

真本音の

言葉達だからです。

 

・・・・・・

 

皆さんの中にも

「泉」

があるはずです。

 

その泉は、

地下水脈に

つながっています。

 

その地下水脈は

目の前のAさんと

共有している

地下水脈です。

 

地下水脈から

トツトツと

湧き出される

泉を

一つ一つ言葉にする。

 

そんなコミュニケーションは

本当は

誰もが取れるはずです。

 

私はこれを

『真本音コミュニケーション』

と呼んでいます。

 

本当にいつも私は

お会いする人達に

伝え続けています。

 

真本音コミュニケーションは

私特有の力では

ありません。

 

人類すべての人が

もともと持っている

普通の力です、と。

 

ただ、私達は

頭で考え過ぎて

しまうのです。

 

意図を持ち過ぎて

しまうのです。

 

自分の考えを

わかってもらおうと

欲し過ぎてしまうのです。

 

そういった気持ちも

もちろん人間ですから

ありますし、

そういった気持ちは

そういった気持ちとして

大事にすれば

よいでしょう。

 

しかしちょっとだけ

それらを横に置き、

ただ、

目の前のAさんにのみ

意識を向けて

みてください。

 

意識を

向け続けて

みてください。

 

すると、

すぐに「泉」に

気づくはずです。

 

あとはただ、

その「泉」の言葉だけを

語るようにして、

ただ、

静かに黙っていれば

よいのです。

 

それだけで

すべての事は

済んでしまいます。

 

何の説明も

言い合いも

必要なく、

ただ、

泉の言葉をそこに

残せば

よいのです。

 

それですべては

調和して

行きます。

 

そんなシンプルな

コミュニケーションライフを

あなたも

楽しんでみませんか?

 

つづく