私達人間は

心の中に

いくつもの「断絶」を

持っている。

 

「断絶」とは

ズレである。

 

そしてそれは

痛い。

 

ということは

誰もが心に痛みを

抱えている。

 

私は毎日のように

その痛みを

クライアントさんから

ダイレクトに感じながら、

 

この人は一体

どのような断絶を

解消することが

今の最大のテーマだろうか?

 

という視点から

サポートを

させていただいている。

 

もちろん断絶には

意味がある。

 

その意味と真摯に

向き合いながら

生きることが

私達が人生でする

ことだ。

 

断絶が解消される

ことで、

その人は一つの痛みから

解放され、

 

その瞬間から

一つ

自由になる。

 

そう。

 

私達の本来の人生とは、

断絶からの自由

とも言えるかも

しれない。

 

・・・・・・

 

断絶の痛みには

様々あるが、

 

多くは

苦しみを伴いながらも

「空虚感」

「虚無感」

「虚しさ」「絶望」

などが発生する。

 

生きること

そのものに対する

無気力感が

あなたにも

発生することがあるだろう。

 

それらのほとんどは

その「断絶」から

来る。

 

ただしその「断絶」は

「その時できたもの」

というよりも、

「あなたの中に深く

眠っていたもの」

であり、

 

それが

「浮上した」結果として

「断絶」として

認識される場合が

多い。

 

その「断絶」は

もともと

あなたと共に

あったものだ。

 

とは言え、

それは

「あなた自身」

ではない。

 

あくまでも

「よそ者」

だ。

 

・・・・・・

 

今この瞬間、

「断絶」が急速に

浮上し始めている人が

増えている

感覚がある。

 

もし、

上記のような無気力感を

感じるのならば、

 

ぜひそれと

しっかり向き合って

ほしい。

 

苦しみの原因を

「断絶」として捉え、

 

次のように

自分自身に

問うてほしい。

 

「この苦しみは、

何と何のズレから

来ているだろうか?」

 

「私は今、

何が不一致なのだろうか?」

 

「どんな矛盾が、

私を無気力にさせて

いるのだろうか?」

 

などだ。

 

そして、

もし答えがわかった

としても、

無理に対策は

考えなくていい。

 

ただその

不一致の事実のみを

毎日、見つめてほしい。

 

毎日、見つめることは

面倒だし、

さらに苦しみを増す結果に

なるかもしれない。

 

しかしそれは

あなたにとって

極めて大切なことだ。

 

苦しみに耐えながらも

その不一致をいつも

意識すれば、

 

自然に

ある時ある瞬間に

 

「今、私は

こう動こう!」

 

「今、私は

これをやめよう!」

 

「今、私は

これを始めよう!」

 

などのような

理由があまり明確ではない

直観が

生まれるだろう。

 

それが

あなた自身の

真本音の発想だ。

 

真本音からの

メッセージだ。

 

それが自然発生

するまで

待っていてほしい。

 

私達は皆、

「断絶」を抱えている。

 

それらを解消するには、

真本音の判断で

進むしかない。

 

せっかくなので

これを、

自身の真本音との

距離を縮めるための

チャンスにしてしまおう。

 

つづく