導きを受ける

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トツーン
トツーン
と、

足音が
聴こえる。

私を
導いてくれる
ものだ。

自分の意思

あえて
働かさず、

私はただ、
足音の方に
ついていく。

私が進めば
足音は
近くなるが、

ある程度の
近くまで
くると、

また
遠ざかる。

あの足音が
誰のもの
なのか、は

きっと
最後まで
わからないの
だろう。

そんなこと
よりも、

今は私の
目的の場所に
ちゃんと
到達することが
大事だ。

・・・・・・

導いてくれる
人達は
必ずいた。

その導きを
どうしても
信じられず、

反発したり
無視したことも
数知れず、
だが。

でも結局
最後は、

最初から
素直に
従えば良かった、

となる。

従うか、
従わぬか、
よりも
もっと大切な
ことがあると、

よくわかる
ようになった。

一刻も早く、
その
目的の場所に
辿り着くこと。

そこに
辿り着けば
もう、

導き、は
なくなる。

そこからは
すべて
私自身の
意思による
判断のみ。

そのための
時間こそを

人生において
少しでも
長く
確保すること。

それにより
人生の充実度

変わるのだ。

そういった
意味で、

素直に生きる
のは
人生において
必須だ。

・・・・・・

足音が
いつの間にか
消えている。

きっと
ここが
目的の場所
だ。

私は、
魂の目を
開き、

目を凝らす。

私は
川のほとりに
立っていた。

川は
曲がりくねり
ながら
続いているが、

水面は
まるで池の
ように
静かだ。

周りは
森。

青空。

もうすぐ
夕暮れ時か。

・・・・・・

私は
何人かの人達

囲まれて
いた。

先程までの
足音の人
ではない、

ということは
よくわかる。

私は彼らの
訴えを
聴いた。

深刻な
訴えを。

なるほど、
そういうことが
ここでは
起きているのか。

だから、
このような
現実が
起こるのか。

と、
ずっと
わからなかった
ことが
ようやく
理解できてくる。

そして
ある瞬間に
腑に落ちる。

ストンと
何かが
カッチリと
ハマる感覚。

そして
次の瞬間には

「ここ」

に戻って
いた。

「ここ」には
私が今、
向き合っている
人達が
いる。

私は彼らに
大事な話を
している。

その中でも
特に大事な
瞬間の

今日、最も
大事な
メッセージを
彼らに
向ける。

その
一瞬の空白の
間に、

私は
旅をした。

足音に
導かれて。

実在の世界

時間はない。

そこで
どれだけ長く
旅をしても、

「ここ」では
1秒も進んで
いない。

イメージで
言えば、
私は
一年くらい
歳をとった
感じだ。

だから
さっきまでの
彼らとは
別人のように
見える。

だが
それでいい。

それこそが
必要だったのだ。

ここからは
私の時間だ。

導きは
受けた。

ここからは
私は私の
意思で動く。

つづく

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