答えは現場にある

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料理を作るためには

材料と道具が

必要だ。

 

材料と道具は

いろんな種類が

あるほど、

いろんな料理が

作れて良いだろう。

 

だから

たくさんの材料と道具を

仕入れる。

 

たくさんの材料と道具を

抱える。

 

たくさんの材料と道具を

増やし続ける。

 

・・・で、

そこで満足して

終わり。

 

という人を

私はたくさん見てきた。

 

大事なのは

そこか?

 

もちろんそれも大事だけど、

もっと大事なことが

あるのではないか?

 

それは、

 

自分は

誰のために

どんな料理を

本当は

作りたいか?

 

・・・ではないか?

 

どれだけ材料があっても

道具があっても

そこで満足するのではなく、

それらを活用して

何をするか?

 

何のために

何をするか?

 

・・・ここに対して

私達はもっと真剣に

なるべきではないか。

 

・・・・・・

 

人生を進ませる、

とは、その

「何のために何をするか?」

に向かうことを言う。

 

ただし、

この答えはなかなか

見つからないことも

確かだ。

 

だから真剣に

見つけようとする。

 

見つけようとするだけでも、

人生は進む。

 

ただ漠然と

材料や道具を集めるのではなく、

その答えを

真剣に見つけようと進むことで、

自ずと、

良い材料にも道具にも

出会えるのだ。

 

・・・・・・

 

実は。

 

この仕事を始めた

20数年前の私は、

かなりの不勉強だった。

 

本を読んだりしながら

勉強するのが

億劫で億劫で。

 

だから、

ほぼ何のノウハウも

ないままに

コンサル現場に入った。

 

それはそれで

大問題なのだが、

でも、

何も知らなかったからこそ

必死に

人と向き合った。

 

今、目の前にいる

この人は、

どうすれば元気に

なるのだろうか?

 

どうすれば

成果を上げられる

のだろうか?

 

そればかりを

考えて考えて考え

尽くした。

 

で、

目の前の人に

試してみた。

 

というよりも、

その人本人と一緒に

試してみた。

 

当然、上手くいくこと

いかないこと、

様々だった。

 

しかし私は

「現場」から学ぶことが

できた。

 

本から学ぶよりも

先に

現場から学べた。

 

本で学んだり、

セミナーを受講して

学んだりしたのは、

「現場」での自分の学びが

間違っていないかどうか、を

確認するためだった。

 

今となっては

この順番で良かったと

思っている。

 

おかげで

「現場にこそ、本当の

答えがある」

ということを

私は知ることができた。

 

・・・・・・

 

たった一つの

材料でいい。

 

たった一つの

道具でいい。

 

今、自分が持っている

ものを使って、

 

真剣に、

 

自分は

何のために

何をするか?

 

を考えながら

目の前の「現場」に

向かってほしい。

 

特に

「コーチ」を目指す人には

それをしてもらいたい。

 

ちゃんと勉強して

力をつけてから

コーチの仕事を始めます。

 

・・・じゃないのだ。

 

それ言っているうちは

一生、コーチにはなれない。

 

人生は

「現場」だ。

 

仕事も

「現場」だ。

 

経営も

「現場」だ。

 

机の上には

ない。

 

自分にしか

創れない料理を

現場で創ろうではないか。

 

つづく

 

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