激しい荒波に

呑まれる

混乱の感覚の

その中に、

 

いや、

その感覚

そのものと

一つとなって、

 

雲一つない

静かな青空を

何の抵抗もなく

スーッと

垂直に上昇し続ける

 

そんな自分が

いることを

あなたは

感じ取れるだろうか?

 

あなたは今、

垂直に

上昇している。

 

静けさとは

あなたそのもの

であり、

 

純粋なその

青空は

あなたの反映だ。

 

上昇するその先に

あるものは

無限の宇宙であるが、

 

そこに具体的には

何が待っているのか

あなたは知らない。

 

その知らないこと

自体を

あなたは

静かに楽しんでいる。

 

一方で、

ほんのわずかに

目を転ずると、

 

あなたは

台風真っ盛りのような

傍若無人な荒海の

中にいる。

 

そこでのあなたは

一切のコントロールが

効かず、

ただ混乱を続け、

 

時には

阿鼻叫喚の声を

上げている。

 

二人のあなたが

「ここ」に

同時に存在している。

 

しかしそれは

別物ではなく、

両方が

そのままが

「あなた」だ。

 

垂直上昇を続ける

あなただからこそ、

あなたはその

荒海に呑まれている。

 

それが

あなたの選んだ

人生だ。

 

あなたは

その「あなた」でしか

できないことを

やろうとしている。

 

どちらのあなたも

そのまま

感じ取り続けてほしい。

 

それでしか

あなたの手に入れたい

ものは

手に入らないのだ。

 

あなたの実現したい

ことは

実現できないのだ。

 

自分の人生

受け入れよ。

 

あなたにとって

今、一番

必要なことだ。

 

つづく