巨大な花
の
中にいる。
そこから
生まれようと
している。
今の
私は。
そう、
サナギの
ようなもの。
全てを
液体に帰し、
根本から
変わろうと
している。
花は
黄色から
紫色へと
変化した。
新たな色
のもとに
生まれ変わる。
・・・・・・
うっすらと
ずっと
見えていた
あの
向こう岸。
それが
急に
クリアに見える
ようになった。
渡れ、
ということか。
渡る術は
皆目
見当がつかない
が、
でも
簡単に渡れる
という
確信はある。
そう。
とても
簡単だ。
渡る、と
完全に
決める、
だけだ。
・・・・・・
一瞬後には
予想通り、
先程見た
その
向こう岸に
私はいた。
そして
今見えている
のは、
先程まで
私がいた岸。
とても
小さく見える。
あんな
狭い場所で
足掻いていた
のか、私は。
少し愕然と
するが、
まぁ
いつものことだ。
・・・・・・
新たな岸の
探索に
入る。
それは
自分自身の
探索でも
ある。
私に
どのような
新たな力が
加わったのか。
そして
自分の個性は
どう
変わったのか。
考えていても
答えはわかる
はずはないので、
早速
動くことに
する。
意図をせず、
風に
任せながら。
・・・・・・
この岸は
広い。
どこまでも
広大に
広がっている。
が、
きっとここも
すぐにまた
狭く
感じるように
なるだろう。
そうしたら
また
新たな岸に
向かうだけだ。
人っていう
のは、
そんなもんだ。
・・・・・・
出会う人達が
待っている。
まだ遠いが、
すでに
私を待っている
のが
見える。
とりあえずは
あそこまで
行こう。
彼らには
きっと
とんでもない
志がある。
きっと私は
ビビるだろう。
フリーズする
かも
しれない。
が、
私はすでに
決めている。
彼らと共に
その志に
向かっていく。
フリーズ
しながらも。
それこそ、
私の望む
悦び。
つづく