俯く

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悲しみ。

 

人間は

悲しい生き物だ。

 

その悲しみを

私は

この一週間、存分に

味わったように

思う。

 

この仕事に

就いてから

私は何度も何度も

泣き続けたが、

 

昨晩もついに

堪えきれなくなり、

ずっと

涙を流し続けた。

 

人間は

悲しいな。

 

この感覚は

何度体験しても

慣れることはない。

 

もし仮に

慣れたとしたら

私はその瞬間に

この仕事と

 

私自身の使命

 

捨て去るだろう。

 

悲しみの

ちょっとの隣には

もちろん、

憤りもある。

 

寂しさも

絶望も

ある。

 

でも考えてみれば

そういったもの達は、

ずっと

在り続けている。

 

なくなることは

あり得ない。

この世で生きている

限りは。

 

人生は

悲しいか?

 

人生は

悲しいな。

 

人は

孤独か?

 

人は

孤独だな。

 

例外のない

この世の中で

それでも私達は

生きていかねば

ならない。

 

生きているか?

 

生きているな。

 

悲しみは

生きていることの

証だ。

 

つづく

 

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