せっかく自由になれたのに、自分が自由に動けない

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10年間、家の中で

一人で閉じこもっていたとします。

 

雨戸も閉め、

外の光がほとんど入らない中で

10年間一人でした。

 

しかし、

電気は使えるし、テレビもインターネットも

見ることはできました。

読みたい本があれば

読むこともできたし、

着るものや食事にも困りませんでした。

つまりは、生活には支障がなかった、

とします。

 

そんなあなたが、ついに

外に出る日がきました。

 

玄関の扉を開けた途端、

まず真っ先に目に飛び込んで

きたのは、

真っ青な雲一つない空でした。

 

太陽の光でした。

 

あなたは、一瞬

クラクラと佇みます。

 

空気を吸い込んでみると、

明らかに家の中とは違う

生きている空気、

流れている空気

でした。

 

世界はなんて

気持ちがいいんだ!

 

あなたは素直にそう感じ、

喜びました。

 

なぜ私はこれまで

家から出なかったのだろうか?

 

これならもっと

早く出ていればよかった。

 

そう思いながら、

あなたは走り出しました。

 

ところが・・・。

 

ドタッと

足がもつれて転んでしまいました。

 

あなたは起き上がり、

今度は歩いてみました。

 

もちろん家の中でも

歩くことはできました。

だから体は普通に動くものと

思っていました。

 

とは言え、

ずっと家の中でしたから、

体は鈍りに鈍っていました。

 

少し歩いただけで

もう、疲れを感じました。

 

あなたは

座り込んでしまいました。

 

こんなに気持ちがいいのに、

体が思うように動かない・・・。

 

あなたは落胆しました。

 

なら、こんな気持ちよさ、

体験しなければよかった。

 

あなたは

家の中に戻り、

また雨戸を閉めました。

 

私はもう、

家の中で楽しむ人生で

いいんだ。

 

あなたはそう決めましたが、

しかしどうしても、

先ほどの外の世界の気持ちよさ

を忘れることができません。

 

しかも今度は逆に、

これまで家の中で楽しいと

思ってきたあらゆることに

魅力を感じなくなっている自分に

気づきました。

 

家の中にいても

楽しくないどころか、

ストレスばかりが積もっていく。

 

しかし、外に出ても

まったく思うように動けない。

 

あなたは、

自分の人生を

放棄したくなりました。

 

・・・・・・

 

家の中を、「これまでの次元」、

外を、「もう一つ上の次元」

と置き換えてみてください。

 

今、

上記のお話のような状態の人が

急速に増えています。

 

上記の喩え話で言えば、

いざ、家の外に出たときに、

自由に動ける自分であるために、

家の中にいるうちから、

自分自身の準備を整えておく。

 

・・・それが、

真本音で生きる、ということです。

 

家の中で真本音で生きていれば、

外に出た自分は

自由に走り回ることができます。

 

なぜなら、

真本音で生きていると、

現在の最高次元の自分よりも

さらに一つ上の次元の自分からの

メッセージが届くことも

あるからです。

 

「今のうちに

こういうことをしとけよ」

という、

準備のためのメッセージです。

 

それを、

家の中にいるうちに、

着実に実行していれば、

私達は、外の世界をすぐに

満喫できるようになるのです。

 

せっかく次の次元に

上がれるのに、

その境目で、

人生を放棄したくなる。

 

・・・実にもったいないことです。

 

そして、

以上は、個人だけの話ではなく

組織についてもまったく同様です。

 

この、実にもったいないことに

ならないようにサポートするのが

私の役割であると

日々認識しております。

 

つづく

 

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