チームパフォーマンスコーチ

井戸を掘る人生

井戸だな。

ここを
掘ればいい。

どこまでも
掘ればいい。

途中で
諦めるかも、


思うなら、

最初から
掘らない方が
いい。

例え、
永遠に掘り続ける
ことになっても
構わない、

それでこの
人生が
終わってしまっても
構わない、


思えるなら
掘ればいい。

掘る井戸を
変えない、
というのは

執着
ではない。

なぜなら人は
人生で
たった一つしか

井戸を
掘れないから。

実は、
どこを掘るかも、
それほど
重要ではない。

大切なのは、
一つを
決めること。

ここを掘ると
決める、こと。

どこを掘れば
良いか?を
人に訊く人が
いるが、

もしくは
情報を集めて
判断しようと
する人もいるが、

それでは
ダメだ。

それでは
残念ながら
長続きしない。

それは
どこまで言っても
他者による
答えだからだ。

自分の答え
ではないからだ。

さて。

掘る、と決めたら
とことん掘ろう。

毎日毎日
完了感が
出るまで。

毎日毎日だ。

それができる人は
内側から
パワーが
湧き続けるように
なる。

井戸はね、
パワーの源
なんだ。

つづく

嵐は去る

昔、大学2年の時、
冬山で
大嵐の中で
閉じ込まれてしまった
ことがある。

まるで台風の
よう。

数人のチームの
登山だったが、
我々はテントを張り、
その中でじっと
嵐が止むのを待った。

が、
その気配がずっと
ない。

約2日、
閉じ込められた。

3日目も、
やはり凄い状態。

我々は
テントを畳んで
逃げることを考えた。

しかしテントから
出た瞬間に
テントが飛ばされた。

必死になって
テントに食らいつき、
なんとかテントを
地上に降ろした。

「これはダメだ」

もう一度、我々は
テントの中に
入ろうとした。

周りは暗いガスに
覆われている。

と、
次の瞬間だった。

今でもあの展開は
信じられないなと
思うのだが、

急にピタリと
風が止んだのだ。

本当に、急に
ピタリと。

そして、
暗く覆われていた
ガスも
一瞬で晴れた。

宇宙を思わす
青空と、
銀色に輝く
3000m級の冬山達。

我々は
「おっしゃ〜〜!」
と大声を張り上げた。

我々は
夢中になって
出発の準備をし、
予定通り
山頂を目指した。

そこからの時間は
まるで
夢のようだった。

・・・

あの感覚。

これが今も
私の胸に大きく
残っており、

だから私は
自分の内面において
嵐に見舞われても、

嵐から逃げずに
必死に嵐を
感じ続けながら、

待つことが
できた。

嵐は必ず
過ぎ去る。

これが
自然の摂理だ。

嵐は必ず
過ぎ去る。

強烈な嵐で
あればあるほど、

それをしっかり
感じ続けよう。

逃げるのでは
なく。

それにより
ある瞬間に
一気に次のステージに

我々は
ジャンプアップ
できる。

嵐の後の青空は、
これまでに
見たことのない
青空だ。

つづく

重要な問い二つ

今回は
二つの問いを
投げよう。

このタイミングで
とても大切な
問いです。

・・・

あなたの「人生全体」は
今のあなたに
何を語りかけている?

今、何をやめ、
何を始める?

・・・

「人生全体」とは
もちろん、
過去の人生
今この瞬間
未来の人生
すべてを含む
「人生全体」だ。

「人生全体」と
語り合ってみて
ください。

つづく

未来で待ってる

実は、
ある重大な
人生の決断をして、
この7月1日で
ちょうど30年
経った。

あの決断が
なかったら、
その後の私の
あらゆる出会いは

なかっただろう。

そして当然、
今の私は
ここにはいない。

どころか、
この世にはもう
存在していない
だろう。

それだけの
重要な決断。

どんな人にも
そういった決断は
あるだろう。

よくあのような
勇気のある
決断ができたもの
だと、

30年前の私を
私は
褒めてあげたい。

・・・と、
ちょうど30年経って
初めて本気で
思えたのだ。

今でも明確に
思い出す。

あの決断に
向かう私の
傍らに、

決断に向かって
歩く私を
取り囲むように、

“みんな”
がいた。

一瞬だが、
私は“みんな”の
気配を感じた。

あの瞬間の
おかけで、
私は最後の一歩を
踏み出せた。

あの感覚は
ずっと
覚えていた。

でも、今日
初めてわかった
ことがある。

“みんな”とは、
今、私の周りにいる
みんな、だ。

そう、
あの時の私から
してみれば、

未来に
出会うべき人達。

みんなが、
確かに
あの時、私の
周りにいて、

私を一押し
してくれた。

私達は
誰もが、
“みんな”と共に
いる。

“みんな”は
待っているんだ。

“出会い”
をね。

みんな、
そうだ。

それが
私達だ。

つづく

すごいのが来そう

自分の中に
明るい光が
観えた時、

すぐさま
それと
一体化する。

すると
必ず何か
浮上する。

その光が
まるで何かの
出口のように。

扉が
開かれるかの
ように。

出口の向こうに
あるのは
実在の世界。

そこには
あらゆる存在の
本体が
あるのだが、

私達のこの
分離の世界で
最も必要なものを
選んで

届けて
くれる。

私は、
本当に必要な
ものしか
受け取らない。

そう決めることが
できたら、
むしろ
実在からは
より多くのものが
届くようになった。

それらは
一見すると
意味はまったく
わからない。

わからないが、
いつしか
私はそれに
素直に
動くようになった。

意味が
わからなくても
動く。

勇気の要る
ことだが、
もう慣れた。

恐らくで
あるが、

もうすぐ私は
何かまた
とんでもないものを
受け取るだろう。

予感が
するのだ。

受け取ったら
まずは
人間らしく
びっくりして
恐れるだろう。

意味が
わからん!と
わめくだろう。

で、
そうした上で、

人間らしい
可愛らしさを
我ながら
味わった上で、

きっとそのまま
動いて
行くのだろうよ。

つづく

何もわからなくなる

なぜ
ここにいるの
だろう?

という
根本的問いの
答えが
本当にわからなくなる

というのは、
とても
価値のあることだ。

それだけ
がんばっているのだ。

我を忘れる
くらいに。

それだけ
挑戦しているのだ。

混乱。

それは
とても価値あるもの。

自ら意図的に
混乱を起こす必要は
ないが、

挑戦するが故の
混乱は

正面から
受け止めよう。

我を忘れても
いい。

わけが
わからなくなっても
いい。

大混乱しながらも
進もう。

進めるもんだ。

で、
そんな生き方の
できる人は、

ある瞬間、
一気に

雲から出られる。

あんな
台風のような
巨大な混乱の中に
私はい続けたのか?

自分を
褒めてあげたく
なるよ。

そして
そのような混乱から
出られた人は、
もう
同じ規模の混乱なら
混乱には
ならない。

それも調和の
一つであると
自然に
わかるくらいの
余裕ができる。

混乱を引き受けて
こそ、
そういった鍛えられ方が
できるのが
私達人間の
強みだ。

混乱に
挑め。

人間として。

つづく

無くなった

無に等しい。

最初から
何も
なかったんだ。

そう思えば
楽になる。

でも、

それは確かに
存在
したんだ。

残念ながら。

それは
確かにここに
息づいていた。

生きていた。

今はもう
跡形もないが。

それの
遺志を継ごうか?

でも
私には私の
意志があるし。

そもそも
何をすれば
遺志を継いだことに
なるのだろう?

それは
確かに
自由だった。

自由奔放
自由自在。

私はいつも
羨ましかったよ。

でもそれは
消えたんだ。

消える、
ということが
悪いわけでは
ない。

むしろ
跡形もなく
消える、

ということに関して
私には
言いようのない
憧憬すらある。

消える、
からこそ
在る、
に意味が出る。

在った、
その時代に
意味が出る。

在ったものが、
無くなった。

消えた。

まるで最初から
なかったかの
ように。

でも、確かに
それは
ここに在ったんだ。

つづく

有限の中の無限

広い空間に
一人、

胡座を
かいている。

周りには
何もなく、

ただ白く
輝く空間が
果てしなく
広がっている。

周りには
何もないという
この感覚が
一般的には
不安を醸し出すのだが、

その不安を
含めての
言いようのない
独特な感覚を
味わっている。

無限の広がり

一つになる。

無限、
なのに
一つになれる。

私自身が
無限となる。

そうなって
初めて、
あぁ、人は
無限なり、

などと
思えるのだ。

本来は
無限の存在。

それが
この
有限の世界に
いる。

無限が有限の
中に入るなど、
普通では
考えられないことを
私達は
している。

疲れるのは
当たり前だろう。

不安になるのも
当たり前だろう。

限りない
ことの
安心よ。

限りない
ことの
安定よ。

せめて
願いのみ
くらいは、

無限のままで
いたい。

私達は
有限の世界を
壊そうとしている
わけではない。

無限と有限の
転換により、
まったく新たな
世界を
創り出そうと
しているんだ。

あなたは
無限だよ。
でも
有限の世界に
いるんだ。

・・・この真実を
伝え続けるのが
私のやってきた
こと。

と、
やっと気づいたよ。

つづく

安定したければ

小さな場所に
収まろう
というクセがある。

誰にも。

いわゆる
コンフォートゾーン。

安心安定できる
場所を
一つ確立できると、

そこからもう
飛び出せない。

外すことが
できない。

ところが一方で、
そういった場所から
脱け出て、
新たな冒険を始めたい
という
本能もある。

誰にも。

自分のどちらの
想いを
尊重するか?
基本とするか?

は人それぞれの
生き方次第だ。

ただ、
圧倒的にストレスが
多いのは
前者だ。

・・・ということを
知っておいた方が
いい。

一見、
安心安定を
手に入れたら、
そこに留まる方が
ストレスはなさそうだが、

まったく逆。

ストレスの濃度が
かなり濃くなるし、

不安もさらに
大きくなる。

私達人間は
止まると
不安になるんだ。

手に入れた
幸せが
いつかは壊れるかも、
という不安。

誰もに
あるだろう。

あれは
思っている以上に
キツいのだ。

止まると
弱くなる。

留まると
揺れ揺れになる。

そのように
私達人間は
できている。

ということは
知っておいた方が
良い。

だから私は
狭い世界から
出ようよ、

多くの人に伝えたい。

でも無理強いは
できない。

いつの間にか、
狭い世界から出よう
という
意志を持つ人のみを
サポートするように
なった。

そういう人
ばかりが周りに
いるので、

皆、とても
安定しているので、

私自身もまた
安定できる。

共に進む。

共に
未知の領域に。

私は死ぬまで
それを続ける。

人は、
安定を求める
生き物だ。

安定したければ、
突き進む
しかない。

つづく

問い一つ

このタイミング
で、

重要な問いを
また一つ。

・・・

これまでの
限界を
一つだけ超える
ために、

何に
挑戦したい?

・・・

あなたの実在は
一つ
大きく前進した。

であれば、
現実のレベル
でも、

一つ大きく
前進させよう。

つづく

またやっちまった

暗闇に
どんどん
沈んでいく。

底がない。

足元がない。

永遠に
沈んでいく。

虚無の
恐ろしさ。

しかし一方で、

とてつもなく
濃縮された
マグマの窮屈さも
感じるのだ。

押し潰される
感覚と、

何もなくなる
感覚。

一見すると
真逆な感覚が
同時に
私を襲う。

ひょっとすると

というのは
このようなものか?

脳裏をよぎる。

ザーッという
激しい音。

何かが
崩れるような。

根底から
砕け散るような。

あーこのままでは
私は無になる、

全身を強張らせた
のだが、

もはや力が
入らない。

完全に諦め
かけたところで、

ハッと
我に返った。

幻影ではなく
間違いなく
今のは
実在、だった。

なぜこのような
体験を?

自分に問う。

すると
いつの間にか
私は
自分自身の背後に
まわり、

私の背中を
見つめていた。

ただの体験じゃ
なくて、
マジで危なかった
のだぞ。
お前、いつも言うが、
本当にもう
無茶はやめろよな。

と、
私が私の背中に
伝えた。

同時に、
悲しみのような
心配のような
父親のような気持ちが
湧き上がる。

あぁそうか、
こんな気持ちに
させてしまったのか。

悪いことを
したな、

反省した。

戒めている
つもりなのだが、
ついつい
無理をしてしまう。

猛省。

もっと命を
大切にせねば。

つづく

実在の情報

細胞が
一つ一つ、
すべてバラバラに
なって、

世界中に
飛び散る。

一つ一つの
細胞が克明に、
世界の各地を

その本質を

感じ取る。

そしてまた
戻ってきて
一体化する。

私は
細胞の一つ一つが
受け取った
その
本質的な情報を、

一つ一つ
確認する。
丁寧に。

それらは
単なる情報の集積
ではなく、

それらすべてが
一つに融合する
ことで、

全細胞の情報の
さらにその
奥の
本質的なメッセージを
浮上させる。

世界からの
メッセージである。

現象の話
ではなく、
実在の話だ。

あらゆるものが
分離していて、

一見、融合している
ように見えて、
実は
分離したまま、

という
この3次元の
世界。
現象の世界。

分離しているが
故に、
あらゆることが
不自由だ。

しかしかと言って
実在は
どこまでも
自由なわけだ。

現象の現実に
現象の情報だけで
向かっていくことほど
危険なことはない。

本質から的を外す
ということが
必然的に起きて
しまう。

表面的現象に
向かうからこそ、

本質を
大切にする。

実在を
大切にする。

その姿勢が
今の時代は
特に
求められる。

時代に楔を
打ち込む人は、

こうであらねば
ならない。

つづく

泣きわめいている

小さな私
がいる。

私の手の平に
乗っている。

バタバタと
泣き叫んで
いる。

怖いよ〜、
と。

彼はすぐに
不安になる。

ちょっとした
ことで
大きく揺れる。

すぐに
自信をなくす。

生まれてこのかた
ずっと
付き合ってきた
私自身だ。

こんな私など
要らない、と

若かりし頃の
私は
ずっと思ってきた。

こんな私を
捨て去ることが
人生のテーマ
だった。

それが
人としての成長だと
決めつけていた。

歳を重ねた
からだろうか。

今は
手の平に乗る
その彼が、

すぐにダメに
なってしまいそうな
私自身が、

まるで宝物の
ように
思える。

一生、大事に
したいな、と。

彼は
反応本音の一つの
自分でしかないが、

でも紛れもなく
私自身だ。

ずっとこれで
やってきたのだ。

生まれた時
から。

ここまできたら
最後まで
ずっと一緒だ。

大きく揺れよ。

もっと怖がれ。

もっと叫べ。

泣けばいい。

どれだけ
暴れてもやはり
君は
私の手の平の
上にいる。

私は君を
潰しはしない。

ずっとこのように
大切に
観察し続ける。

そして、

君にはちょっと
可哀想だが、

私は君が
どれだけ
わめこうが、

私のすることを
する。

これは
変わらないんだ。

つづく

呼び水だ

頭が
岩のように
なっている。

重い。

こちらの頭も
まったく同じように
重くなる。

こりゃいかん。

この人
考え過ぎだな。

一生懸命に
考えることは
大事だが、

考えて出す
答えに、
真本音の答えは

ほぼ
ない。

考えることは
とても良いこと。

徹底的に
考える、と
決めて、

集中的に
考えよう。

しかし
答えは、

まだだ。

考える、
とは
直観の呼び水
だ。

真の答えは
その
奥から
浮かび上がって
くる。

まるで
思い出すかの
ように、ね。

つづく

宇宙よりも

時々、
とてつもない
発想が
くる。

とても
私自身の発想
とは
思えない。

しかし
まるで火山の
噴出のように、

それは
溢れ出す。

しょうがない
ので、
そのすべてを

見届ける。

そう。

直観とは、
「見届ける」
ようなものだ。

意図的に
自分で
創り出している
ものとは

到底、異なる
もの。

よく人によっては
「降りてくる」
という表現を
使ったりするが、

どうしても私は
その表現に
違和感を覚える。

やはりそれは
「自分自身」
から
湧いてくるものだ。

かと言って
自我の領域は
完全に超えている。

いつも言うように
自分の過去を
「思い出す」
感覚だ。

「未来を思い出す」
という
表現を使ったことも
ある。

思い出すの
だから
そこには微塵も
迷いはない。

思い出して
しまったら
それを
当たり前のように
やるしかないでは
ないか。

それが怖いので
自分の直観を
自分でみることを
放棄する人も
多い。
無意識に。

しかしやはり
私は
「見届ける」
ことをお奨めする。

せっかくの
プレゼント
なのだ。

自分自身
からの。

プレゼントは
素直に
受け取った方が
いい。

それが
自分を生きる
ということでは
ないか。

私達は
果てしない
存在だ。

自分を理解
など
到底できない。

宇宙のすべてを
理解するよりも、

自分のすべてを
理解する方が、

私は
何倍も難しいと
思っている。

私達は
果てしない
存在だ。

限界のたくさん
ある
この世界で、

果てしない存在
である
私達が
向き合っていく。

それが
ここで
生きるということだ。

自分として
生きる、
ということだ。

つづく

その一つを

一つ。

たった
一つだけ。

本当に
大切だと
思うことは?

自分の
人生のすべて
において。

・・・
その
たった一つを
常に
大切に
できているかい?

という
非常にシンプルな
ことなんだ。

私達の
内側から
パワーが湧くか
どうか、

を決めるのは。

つづく

掌が大地を揺るがす

世界の中に
ポツンと
自分がいて、

豆粒にも
ならないくらいの
大きさで、

しかしその
小さな存在が、

小さいけれど
着実な波を
起こし続けている。

波状の広がり。

音楽を
奏でるような。

少しずつ
旋律を
ずらしながら、

しかし
決して止まる
ことはない。

影響とは、

継続することで
ある瞬間に
次元を変える。

何十倍もの
大きさに

変貌

することがある。

しかしそれを
狙っていては
いけない。

狙えば狙うほど
遠のく。

ただ
粛々と、

自分の大きさを
知りながら、

今、一つ
ここで
魂を込めた
波を起こす。

ひと叩き。

水を揺らす。

この小さな
掌で。

小さな波も
深くなる。

水底にさえ
影響を
与え、

すると
大地までもが
震え、

大地ごと、
全体が
震えるんだ。

継続する
からこそ、だ。

つづく

翼があるんだ

私達には
目に見えない翼
があってね、

それを一気に
大きく広げるべき
瞬間
というものが
あるんだ。

でもそれは
結構怖いこと
なんだ。

普段、翼は
広げていないからね。

たまにやるのは
怖いことだ。

ひょっとすると
人生で一度も
広げていないかも
しれないし。

でも、本当に
これは
やってみなければ
わからない。

やらずにいると
一生、
本来の自分というものを
理解せずに
い続けることになる。

せっかく
そこに
あるのにさ。

まずは、
たった一度でいいから、

目一杯
広げてみようよ。

つつく

人生の楽しみ方

今の人生の
進み行き、

特に
スピードは
どうだい?

自分が本来、
望んでいる
スピードは
出せているかい?

気持ちは
良いかい?

風は
感じているかい?

まず最初に
たどり着きたい
目的地には、

予定通り
決めた期限までに
たどり着けそうかい?

日々、
生きていると

ついつい
自分のスピードを
見失ってしまうね。

本当は新幹線で
あの駅まで
行きたかった
のだけど、

実際には
鈍行電車を見たら、
あ〜やっぱり
のんびり進むのも
ありだなぁ、
と。

ゆっくり景色を
楽しみながら。

降りたいところで
すぐに降りて
道草を食いながら。

そんな進み行きも
ありだなぁ、と。

どうせ目的地は
同じなのだから、
ゆっくり行けば
いいや、と。

確かにそれも
あり、だねぇ。

でもね、
忘れてほしくない
ことが
一つだけあるんだ。

その最初の
目的地に
到着してからの
ことだ。

そこから先、
どうしたいのだっけ?

そこから先は
よくわからないんだろ?

行ったことのない、
それこそ
未開の地、なんだろ?

そこを冒険したい!
と、

もともとはそれが
本当の願いだろ?

じゃあさ、
一刻も早く
その、最初の目的地
にはさ、

たどり着いた方が
いいよ。

ゆっくり行くのも
いいけどさ、

本当は
人生の大半の
時間を

あなたはどこで
使いたいのだっけ?

使い切りたい
のだっけ?

どう
生き切りたい
のだっけ?

・・・ということだな。

人生、
楽しみ方は
いくらでもあるよ。

でも
安易な楽しみ方
よりも

あなたが望む、

本当に望む
楽しみ方を
してほしいんだ。

つづく

鳥の影の誘い

鳥が
飛び立つ。

たくさんの
鳥たちが。

そう言えば、
次男が生まれた朝、
同じ光景を
見たな。

開放、

という言葉が
浮かぶ。

何かが
開放された。

自分自身の、
というよりも

世の中全体の、
と言った方が
しっくりくる。

具体的に
何が変わるのか?
というのは
わからないの
だけど。

でもこの
言いようのない
清々しさ。

これはこのまま
味わっていよう。

鳥たちの影が
地面を走る。

まるで私を
誘うように。

ここは素直に
誘われることに
する。

私は、
鳥たちの方向に
意識を
開放させた。

あぁまた
出会えるな。

大切な
人達と。

待ってるよ!

空がささやいた。

つづく

引き継ぐ者のために

回さなければ
回らなかった
ことが、

回さなくても
回るようになる、

というのは
とても幸せな
瞬間だ。

そのかわり、
そこにいくまでの
過程は
なかなかに厳しい。

任せる
覚悟が
必要だから。

任せる、
というのは
丸投げする
ということではない。

任せる、
というのは
途中で口出しをする
ことでもない。

任せるならば
完全に任す。

ただし、
責任はすべて
こちらでとる。

責任はすべて
私がとるから
思う存分に
やってみなさい、

100%の本心で
伝えること。

それが
任せる、ということ。

これはなかなかに
厳しいことだが、

しかしこれを
しないと、
本当には人は
育たない。

中途半端な
任せ方は
ダメだし、

責任まで
自分で持て!
というのは、
多く場合は
荷が重過ぎる。

後継者育成が
なかなか上手くいかない
のは
ここに起因する。

しかし
これをやらねば
先に進まない。

だから
私は、やる
と決めて、

ここしばらくは
ずっと
続けている。

後継者。

自分が
この世から
いなくなっても
遺志を
継いでくれる人。

それを
望むならば、

自分の人生を
進めることよりも
何十倍もの
覚悟が必要。

安易に
考えては
ならない。

つづく

本当に力がある、とは

花びらに
注がれた
一雫。

ほんのちょっとした
生命力。

しかしその
一滴が、

私達を救う。

少なくとも
私は何度も
救われた。

力ある者は
力なき者を
どこか軽蔑する
眼差しを持つ。

しかしそれを
する者は
本当の意味で
力がある、とは
言えない。

本質的な
力とは

すべてと
繋がる力

だから。

自分個人の
力がどれだけ
強まろうと、

それは単に
個人の力
でしかない。

井の中の蛙

同じことだ。

すべてと繋がる
その力を、

ほんの一滴でも
使うことの
できる人は、

その一滴を、

これ以上は
考えられない
という
絶妙さで

本当に
一滴だけ

垂らす。

そういう人こそ
達人では
ないか。

この一雫が、

この一滴が、

欲しかった!

私は何度も
救われたよ。

つづく

問題はシンプルだ

根本原因
とは
大概、

シンプルで
わかりやすい
ものが多い。

なのに
それを見ず、
回りくどいこと
ばかりするから、

問題は
複雑化する。

例えば、
実際の例で
あるが、

新商品を出しても
まったく売上が
伸びないという
会社があった。

いろいろ
手を尽くしても
改善されない。

ところが、
根本原因は
単純だった。

営業部長と
開発部長の
仲が
悪かったのだ。
もの凄く。

お互いに
口を利かない。

目も
合わさない。

二人が同じ
会議室に入ると、
空気が
ピキーンと
張り詰める。

皆がまるで
二人を
腫れ物に触る
ように扱う。

開発部が
新商品を開発しても、
営業部はまったく
本気で売らない。

だから
売れるはずがない。

しかし私への
仕事の依頼は、

「商品が売れない
ので、
若手を育ててほしい。
若手の自立心を
育てなければならない」

だったのだ。

肝心なことに
まったく手を
つけずに、

ズレたところ
のみに
時間とお金を
かける。

もちろん、
若手の育成は
大事だが、

その若手達も、
営業部長と開発部長
の関係を知っており、

皆、
白けているのだ。

問題の
根本原因は
とてもシンプルで
わかりやすいものが
多い。

なのに、
誰も
手をつけない。

見ないように
する。

気づいていない
ふりをする。

人生も
同じ。

まずはここから
脱却
しなければね。

何も
始まらないよ。

つづく

秘密の出口

トンネルを
くぐっていると
思っていたら、

気づいたら
何か
塔のようなものの
先端にいた。

危ういバランスで
立っていた。

風が
吹いた。

落ちそうに
なる。

踏ん張れない。

落ちた。


思ったら、
トンネルの中に
戻っていた。

そうだ。

この辺りの
どこかに、
外に出るための
秘密の出口が
あるのだ。

無意識に
その出口に
踏み入れ、

塔の先端
に出たようだ。

慌ててまた
その出口を
探す。

しかしもう
二度と
見つからない。

探すから
見つからないのだ。

意図や執着を
持たない
「天然の」
状態でなければ、

その出口には
決して
行き当たらない。

次元が
違うのだ。

だから
諦めた。

諦めて
トンネルの中を
彷徨い続ける覚悟を
決めた。

と、
次の瞬間、
出口から外に
出ていた。笑

意図は
私達の歩みを
極度に
遅らせる。

特に
ここからはね。

つづく

死ぬかも、となった時

学生の頃、
3000m級の雪山に
登って、

ツルツルの
アイスバーンで
転倒して、

もう少しで
崖から真っ逆さま、
死にかけた
ことがある。

生死を分ける
あの瞬間、
妙に静かだった
ことを
覚えている。

白い雪に
飾られた美しい
山々と、

群青色
と言ってよい
濃い青空。

それらに
抱かれた
静かな時間。

私が
今この瞬間
という一瞬に
永遠
を感じた最初の
体験だったなと
今になると
思う。



永遠
だ。

この真実?
真理?

立つことで、

私達は
根底からの
安定、
というよりも
安寧
を得る。

今になって
思うのは、
私はあの瞬間を
体験するために
雪山に登ったのだな、
と。

このように
自分の体験の
本来の意味・意義は
後になって
わかる。

それを
私達はついつい
そのリアルタイムで
無理に意味を
見出そうと
し過ぎてしまうことがある。

意味は、
考えなくても
いい。

それよりも
今ここを

今この瞬間を

本当に
今ここに集中して
大切に
生きること。

そういった
一瞬一瞬
一つ一つ

誠実に重ねていく
こと、だ。

これしかない。

真本音で生きる
とは
こういう生き方だ。

意味は
後で自然に
わかる。

と、同時に、

未来ビジョンも
ある瞬間に
自然に
浮かび上がる。

今ここでしか
できないことが
ある。

それを着実に
しようではないか。

つづく

賜物だ

垂直に
上昇したいなら、

垂直に
上昇すればいい。

躊躇なく。

想いは素直に
行動に移せば
いい。

もう
その段階だ。

これまでの
自分を
もう
参考にはするな。

ここで
区切りだ。

これまでの
自分と、
今の自分は、
違う。

・・・と。

まるで別人の
ように
強くなれたんだ。

自分のことは
自分がまずは
信じてあげよう。

ここまでの
道のりの
賜物だ。

私の理念の
文字で書けば、

㒪 (たまもの)

だ。

恵みの人生の
スタートだ。

つづく

風の舞い

一枚の枯葉が
風に舞っている。

ヒラヒラと
舞い続け、

いつまで
たっても
地面には落ちない。

まるで
踊り続けている
ように。

枯葉そのもの
には
何の力もないが、

風の中で
踊り続けている
その姿は、

それなりに
素敵だ。

時折は、
その踊り方に
芸術性をも
感じる。

この踊りは
いつまで続くのか?

きっと
命ある限り
なのだろう。

一見、
死んでいるように
見える
枯葉だけど、

もちろん
命はある。

か細く見える
命だけど、

案外
逞しいものだ。

もうずっと
永遠に
このまま空中に
舞い続けるのでは
ないかという
気さえする。

とはいえ
やはり
終わりはくる。

いつか枯葉は
地面に
落ち、

静かに
眠るだろう。

土に
還るだろう。

まぁその時まで
がんばると
するか。

つづく

珠玉の気づきの在る場所

雑な意識に
よって
為される物事が、

まるで雑音の
ように
降りかかってくる。

鬱陶しいなぁ

思うことしきり
だが、

それも含めて
すべては調和している、

捉えるといい。

雑音によって
見出される心。

その心の
乱れこそ、
今の私には
必要なもの。

最善の
もの。

・・・と
受け取ればいい。

それだけの
調和は
すでにあなたは

日々、
生み出している。

それだけの
生き方を
続けてきたでは
ないか。

無理にすべてを
肯定的に
捉える必要は
ないが、

否定的に
捉える必要も
ない。

つまりは、
評価・判断とか解釈とか
何もせず、

そのまま

このまま

進めばいい。

心の揺れも
このままに。

心の乱れも
このままに。

それらによって
自分自身の
選択が変わる
わけではない。

無理に周りに
合わせる
必要もない。

これまで通り
自分の
意志・意思で。

素直に
決めればいい。

世の中には
雑なことが
多いが、

その雑の
中にこそ、

珠玉の気づきが

あるものだ。

つづく

ここから結実だ

大地にドッシリと
根を張るような
生き方を

これまで
大切にしてきた
ならば、

ここからは、

大地にドッシリと
根を張っている
感覚が
なくなってしまったと
しても、

大丈夫だから

思い切って
進もう。

根はもう
しっかりと
張られているの
だから。

ここから
大事なのは、

あえて
根から離れ、
自由に
飛ぶことだ。

どれだけ
高く飛んで
遠くに離れても、

ちゃんと
根とは
繋がっている。

いつでも
戻れる。

であれば
とことん自由に
世界を広げると
いい。

なんなら
宇宙まで
行ってしまっても
いいんだよ。

それだけの
積み重ねを

あなたは
してきたのだから。

ここから、

結実

のステージだ。

小さく
まとまらず、

大きく
羽ばたく時。

つづく

その憤りに溺れよ

もし今、
あなたの中に

言いようのない
深く悲しい
憤りが
あるならば、

それを
抑えてはならない。

蓋をしては
ならない。

むしろ
逆だ。

その憤りに
身を浸し、

その憤りに
溺れるといい。

きっとそれは
立ち直れなく
なるほどの
ダメージを
あなた自身に
与えるかもしれない。

一日を
始められなく
なるくらい、

立ち上がる
気力を
失うかもしれない。

しかしそれでも
それを
抑えてはならない。

溺れれば
いい。

なぜなら
それは

真本音の
憤り

だから。

その憤りの
最も根元の部分
では、

あなたは
あなた自身に
憤っている。

あまりの自分の
不甲斐なさに。

もっと
できるはずだと
思っていた。

もう少しは
まともになれている
と思っていた。

もっと簡単に
加速できると。

でも
ビビって足が
出ない。

簡単なはずの
一歩を
踏み出せない。

すべきことが
全く進まない。

進ませる
気力そのものが
失われていく。

なんでこんなに
何も
できないのか。

それが
根元。

と同時に
周りの人達にも
きっと
同じ憤りを
感じているのだろう。

あなたの
ことだ。

きっとこちらの
方を
抑えようとしている
かもしれない。

しかしその
気持ちは、

真っ当な
ものだ。

今はそのまま
周りの人達への
苛立ちを
解放しておけば
いい。

その憤りの
海に、

深く広く
とてつもなく
大きな

まるで
暗黒のような

その海に、

自分の全身を
晒して、

溺れれば
いい。

それができて
初めて、

あなたには
真の翼が

生え始める。

それこそが
あなたにとって

今、

必要なこと。

それを成す
ための
憤りだ。

翼を
手に入れよ。

そのために
今は、
その憤りに

溺れよ。

つづく