気づき

本当の気づき?

 

「気づき」

という言葉が

あるが、

 

これを

反応本音のレベルで

出してしまうと、

厄介なことに

なる。

 

普段から

自分の真本音を

素直に大切に

できていれば、

 

今のこの気づきは、

真本音からのものか?

反応本音からのものか?

の区別は

感覚的にすぐに

わかるはずだ。

 

これが

「感覚的」

というのがきっと

難しいのだろうなぁ。

 

それは本当は、

 

今日は暑いなぁ

今日は寒いなぁ

 

というくらいに

簡単なものなんだけどね。

 

感覚を掴む

ためには、

やはり

基本が大事。

 

私はいついかなる

時にも

どんな生き方を

大切にしたい?

 

私が人生において

ずっと願い続ける

ことは何?

 

私は何のために

生きていこう?

 

こういった

自分自身の核に当たる

問いかけを、

答えがわからなくても

良いから

普段から問い続け、

 

正しいかどうかは

別にして

「これが今の私にとっての

最高の答えだな」

と思えるものを

一つでも見つけ

丁寧に言語化し、

 

それを

毎日、毎時、毎分、毎秒、

大切にする。

 

その通りに実践

できなくても良いから、

「大切にしよう」

と思い続ける。

 

今、実践できること

だけで良いから

一つずつ、少しずつ

実践を増やそうとする。

 

・・・そういったことを

ずっと真面目に

やり続けることだね。

 

それをすれば、

まずは普通に

「直観」「ひらめき」

が多くなる。

 

そしてそれらの

「気づき」

に対して、

真本音からのものか?

反応本音からのものか?

徐々にわかるように

なる。

 

反応本音の気づきは

外部からの

何らかの影響の

単なる「反射」として

発生しているだけなので、

それは

ただの思いつき

でしかない。

 

その気づきを

大事にすると

逆に、

自分の本当の答えから

遠のいてしまうかも

知れない。

 

だから

「気づき」に対して

丁寧な目線を

持ってほしい。

 

そのためにも、

上記、

基本的な毎日の生き方を

大事にしよう。

 

地道なことだが、

これ以上の

近道は

ないんだよ。

 

つづく

 

今、気づこう

 

「気づき」

になる前の

「気づきの感覚」。

 

これに敏感に

なれると

強い。

 

あっもうすぐ

私は何かに

気づくな。

 

・・・と

わかるからだ。

 

そんなことが

できるのか?

言われそうだが、

 

できるのだ。

私達人間は。

 

「気づきの感覚」

が訪れると、

 

私はまずは

自分に問う。

 

「今すぐに

気づけるか?」

と。

 

YESだ、と

返ってきたら、

 

私はちょっと

目を閉じて、

息を整える。

 

そして

心を静かにする。

 

すると、

「気づき」を得られる

心の場所に

今の私の心が

あるかどうか、

わかる。

 

つまりは

私の顕在意識が

「気づきの場所」

にいるかどうか、

ということだ。

 

ズレてるな、

思えば、

 

私は

私の顕在意識の

場所を変える。

 

心の中を

浮遊し、

心の中の場所を

移動するのだ。

 

特に意図する

ことはなく、

 

ただ、

「その場所まで

移動しよう」

と思うだけで、

スーッと移動を

し始める。

 

そして、

 

あぁ着いたな。

 

わかる。

 

気づきの場所に

到着したら、

私はまた

目を閉じて

息を整える。

 

あとは

何も考えず、

 

心を無にして

待つだけだ。

 

すると、

イメージではないが

感覚として、

 

のようなものが

来る。

 

あっ来たな、

すぐにわかる。

 

すると私はその

光と

一体化する。

 

光そのもの

となる。

 

すると

その瞬間に

 

まるで

何かを思い出す

かのような感覚で、

 

「気づき」

を得る。

 

それは

今のこの瞬間の

私にとっては

とても大事な

内容のことが多い。

 

私は

以上のことを

一日のうちに

何度も行なう。

 

コーチングの最中にも

何度も行なう。

 

私のクライアントさんは、

私が

「ちょっとお待ち

くださいね」

と言いながら、

少しの時間、

目を閉じることを

皆、ご存知だ。

 

そして

それがコーチングそのもの

の展開を

大きく変えることも

日常茶飯事で、

 

皆、それを

当たり前のように

受け入れて

くださっている。

 

私はこういった

セルフコーチングを

誰もができるように

なるといいな、と

思っている。

 

別に

目を閉じなくても

いいけどね。

 

気づくことに

気づける力。

 

これは

人生を大きく

展開させてくれる。

 

つづく

 

生き方と睡眠の関係

 

私達は

眠っているときに

様々な発想を

している。

 

時々、それが

夢という形で

顕在化することもあるが、

 

それはすべての発想の

ほんの一部でしか

ない。

 

起きている時間に

発想しきれないことを

眠っている間に

一気に成し遂げている

という言い方もできる。

 

そういうことで言えば、

睡眠はとても

大事だ。

 

眠っている間に

していることを

もう少し具体的に言えば、

 

一つの発想を

それを基点として

様々に広げたり、

深めたり、

 

発想と発想を

掛け合わせたり、

紡いだり。

 

一つの発想を

そのままにしておく

ことはほとんどしない。

 

一つの発想は

次の新たな発想を

何十個も何百個も

生み出す。

 

それをやり続けて

いるのだ。

 

そして

生み出された発想は

しばらく

熟成させる。

 

すべての発想は

宝物。

しかしその宝物は

 

それを活用する

タイミング

 

が最も大事だ。

 

そのために

熟成をさせる。

 

そして、

起きている時間の

いざ、という瞬間に

 

一気にそれは

浮上する。

 

奥の方で熟成され

眠っていた発想が

 

ここぞとばかりに

顕在化する。

 

これを

「気づき」

と言う。

 

「直観」

とも言う。

 

そう考えると、

睡眠こそが

セルフコーチングの時間

とも

言える。

 

そして、

良い睡眠が取れるか

どうかは、

 

その多くは

 

その人のストレスの

状態で決まる。

 

単純に言って、

ストレスの多い人は

ちゃんと眠れない。

 

質の良い

睡眠は取れない。

 

睡眠は

量も大事だが

質も大事だ。

 

私は

睡眠時間がとても

短いときが多いのだが、

 

それでも

睡眠の質が良いので

ちゃんとセルフコーチング

できているし、

 

必要なときに

必要な発想が

ちゃんと出てきてくれる。

 

なぜなら

起きている時間、

自分の真本音に

素直に生きているからだ。

 

現実世界においては

様々なストレスが

あるが、

 

最大のストレスは

自分の望む生き方を

自分がしていない、

ことによる。

 

つまりは

自らの真本音を

大事にしない生き方を

することで

強いストレスが24時間

湧き続ける。

 

起きている時間の

生き方を

大事にすれば、

 

結果として

良い睡眠が取れ、

 

結果として

良いセルフコーチングが

でき、

 

結果として

起きているときに

良い気づきや直観が

生まれる。

 

もっと単純に言えば、

 

生き方が

睡眠の質を決め、

 

睡眠の質が

生き方に影響を

与える。

 

まずはこの

単純なサイクルを

意識しては

どうだろうか。

 

つづく

 

気づきの源泉

 

私は

一人の時間を

とても大事にしている。

 

普段、

人と向き合うことを

仕事にしているので、

 

余計に

大事にしている。

 

一人の時間が

いかに重要か?を

知ったのは、

恐らく

大学で登山をしていた

時だ。

 

当時、私はよく一人で

山に入って行った。

 

自らテントを担ぎ、

誰ともほとんど会話せず

山の中を何日も

歩き回った。

 

そこには

独特の孤独感があったが、

病みつきになるような

幸せ感もあった。

 

一人で山の中にいたり、

一人でテントの中にいれば、

いろんなことを考えるだろう、

と思われるかも

しれない。

 

確かにグルグルと

いろんな思考は駆け巡って

いたかもしれないが、

 

しかしほとんどの時間は

「何もしていなかった」。

 

何もしない

時間。

 

これが人生に

測り知れない影響を

与えていた。

 

・・・・・・

 

山の中では

何もしなかったが、

帰って来てから

私は必ず

紀行文を書いた。

 

誰に読ませるもの

でもない。

 

しかし日記でも

ない。

 

書いている私の意識には

確かに、

「読んでもらう相手」

がいた。

 

その相手に私は

自分の感じたことを

克明に説明しようとした。

 

それをひたすらに

文章にした。

 

自分の感じたこと、

自分の気持ちを

私は妥協なく言葉で

表現しようとした。

 

どうしても良い言葉が

思いつかなければ、

本を読んだり

辞書を調べたりしながら

自分の感覚に最も近い

言葉を

探し続けた。

 

そんなことを

山に行くたびに

続けていた。

 

山の中では

「何もしなかった」のだが、

帰って来てから

文章を書くと、

面白いように自分の気持ち達が

湧いて出た。

 

へぇ、あの時、俺は

こんなことを感じて

いたのか。

 

こんなことを

考えていたのか。

 

など、

文章を書く段で初めて

気づくことばかりだった。

 

山では何もせず、

帰って来てから

文章を書いて

様々な何かに気づく。

 

この繰り返しで

私は私の人生の道が

ほぼ決まったのだと、

 

今から振り返れば

思う。

 

・・・・・・

 

今でも私は

同じようなことを

している。

 

ただ、

山に行くのがなくなった

だけだ。

 

今の私は

山に行かなくとも

山に行ったのと同じ状態に

なれる。

 

私は毎日、必ず

「一人で何もしない時間」

を取る。

 

思考もすべて

停止させる。

 

何もしないでいると、

すぐに、

 

自分と自分以外

 

の区別が

つかなくなる。

 

自分は世界であり

世界は自分である

 

ということが

当たり前の感覚になる。

 

しばらくその状態でいると、

その後、自然に

様々な

「気づき」

が始まる。

 

その「気づき」達は

かなり具体的なものが

多い。

 

ほとんどが

仕事に直結するもの。

 

そして私は

その「気づき」の通りに

行動を起こす。

 

すると、

すべてが

調和する。

 

これが私の日課

であり、

 

セルフコーチングの

基本だ。

 

そう言えば、

一人で山に入っていた時、

私は

自分と山との

区別がつかなくなることが

よくあった。

 

あれは

今のセルフコーチング法を

実践できるようになるための

練習をしていたのだな、

と思う。

 

・・・・・・

 

この私のやり方を

セルフコーチングとは

一般的には呼ばないのかも

しれない。

 

しかしこれは間違いなく

自分自身へのコーチングであり、

 

「気づきの源泉」

となるものだ。

 

自分で自分の道を

しっかりと選択し、

自らの未来を開くためには

なくてはならないものだ。

 

これがあるからこそ、

私はここまで来れたし、

 

未来が開く実感も

得ることができる。

 

これを私は

多くの人達に

できるようになってもらいたい。

 

そう。

 

今はまだ

ほとんどの人が

「何もしない」

ことができないのだ。

 

私のビジネスパートナーが

とても良い表現を

思いついてくれた。

 

『リブート』

 

つまり、

 

『再起動』

 

だ。

 

私はこれを毎日

行なっている。

 

リブートのための

セルフコーチング法。

 

この講座を

今、準備している。

 

つづく

 

直観と言っても、二つあるんです

「自分の直観を

どうしても信じられないのです。」

 

・・・そんな方と出会いました。

 

実は、結構そういった方は

いらっしゃいます。

 

その多くの場合は、

「直観」と「直感」の区別が

ついていないのです。

 

「直感」とは

広い意味でのひらめき。

単なる思いつき程度のものも含めた

広い意味での気づきです。

 

もちろん、こういったものも

必要です。

 

しかし直感の多くは、

反応本音レベルのものや、

低い次元の意識から発生するものも

あります。

その場合は、

それほどの力強さはありません。

 

ですので、

ひらめいたのだけれども、

あくまでただ、ひらめいただけで、

自分の行動を変えるほどの

パワーを持っているわけでは

ありません。

 

それに対して、

「直観」とは

真本音から発生するものであり、

高い次元の自分の意識からの

メッセージです。

 

多くの場合、

そこには強いパワーが内包

されており、

直観を得ることで、私達は

動きたくてしょうがなくなります。

 

根拠のない自信、

という言葉がありますが、

どうしてそう思うのか?という理由を

本人もよくわからないのに、

でもどうしてもそれをしたい!

それをすれば必ず道が開く!

という強い気持ちが湧き上がります。

 

私のクライアントさんで、

ある商品を開発し、大ヒットを生み、

日本全国で一つのブームを起こした人が

います。

 

その人がその新商品を

社内に提案した時、

社内ではその人以外全員が

反対したそうです。

 

でもその人は、

絶対これを世の中に出す!

という根拠のない自信が湧き、

その自分の直観を信じて、

強引にその商品のプロジェクトを

推進したそうです。

 

マーケティングリサーチなどをしたり、

理論的にその商品が売れる根拠を

社内に示したりしたそうですが、

「実はそれはすべて、

まずは私の直観ありき。

それに合わせた理論づけでした」

と、その人は舌を出してニッコリ。

 

で、いざ商品を世に出し、

宣伝を始めた途端に

爆発的に売れ、

その人自身の当初の予定の

何倍もの利益を出すことが

できたそうです。

 

その後、その会社は

いくつものヒット商品を生み出すことに

なるのですが、

理論的に答えを導き出そう

というよりも、

まずは人間としての直観に

素直になろう、

という社内文化がそうさせたのだと

その人は言います。

 

そういった意味で、

「直観」とは、「確信」と

言い換えることもできます。

 

よくよく考えますと、

高い次元の意識というのは、

すべては一つ、

というところからの意識です。

すべてがつながっています。

 

その意識からの直観であれば、

皆が喜ぶのは当然です。

 

ただし、

「皆が喜ぶ」と言っても、

低い次元の皆の意識が喜ぶ

というものもあれば、

高い次元の皆の意識が喜ぶ

というものもあります。

 

世の中には

両方のヒット商品がありますが、

今後は

高い次元の皆の意識が喜ぶ

商品やサービスが

求められていく度合いが

高まるでしょう。

 

つまり、

低い次元の皆の意識調査をすることで

生み出される商品・サービスよりも

高い次元の皆の意識を

高い次元の自分の意識として

直観的に感じ取ることで

生み出される商品・サービスが

世の中に浸透していく時代に

なっていくでしょう。

 

そういった「直観力」が

これからはますます求められます。

 

では、「直観力」を高めるには

どうすればよいでしょうか?

 

次回からはそんなテーマで

記事を書かせていただきます。

 

つづく

 

気づいていることに、気づいていない

「弓江さん、

実は、今私が直観的に感じたことなのですが、

今、日下部さんは何か助けを求めていませんか?

そのような気配を感じたことはありませんか?」

 

日下部さんの「実在」を感じ取った私は、

直観的にそのように弓江さんに

投げてみました。

(→前回記事)

 

すると弓江さんは

とても驚いた表情をされ、言いました。

 

「どうしてわかるんですか?」

と。

 

ただし、この「どうしてわかるんですか?」

という言葉は、

あらかじめ弓江さんが

日下部さんが助けを求めていることに

気づいていた、

ということではありません。

 

私からその言葉を聴くことで、

あぁ、そう言えばそうだった、と

その瞬間に気づいたのです。

それは

薄々何となくそう感じており、

薄々気づいていたことを

しっかりと指摘されることで自覚する、

ということです。

 

こういったことは、

非常によくあります。

 

逆に言えば、私達人間は、

薄々感じているが、明確には気づいていない

ということが実に多い、ということです。

 

よく私は、

「気づいていることに、気づいていない」

という表現を使います。

 

私達は日々の中で

本当にたくさんのことに気づきながら

生きています。

にも関わらず、

自分の気づきを、きちんと自分が

拾い上げていません。

ちょっと意識すればすぐに自覚できることを

自覚しないままに進んでしまいます。

それにより、

人生のターニングポイントとなるチャンスを

逸してしまっている人は

とても多いのです。

 

『気づき力』

という言葉も、私はよく使います。

 

「気づいていることに

きちんと気づく力」

です。

 

気づき力が高まれば、

人生も仕事も

一気に質が高まります。

 

そのためには、常に自分自身の心と

向かい合っているという習慣が

必要です。

 

私はそれを

『セルフコーチング』

とも呼んでいます。

 

この時の弓江さんも、

私からの指摘によって

「きちんと自覚していなかったけど、

でも何となく気づいていたことに

今、気づいた」

のです。

 

そして、それが

「どうしてわかるんですか?」

の一言によって現れました。

 

弓江さんは続けます。

 

「そう言えば、

新規事業プロジェクトチームの人員が

半分に減らされてから、

日下部の様子がおかしかったのです。

おかしいと言っても、ほんのちょっとの

ことですが。」

 

「どのようなご様子なのですか?」

 

「時々、ちょっと思いつめたような

表情をします。

何となく、空気が重いですし。

会話をすればいつも通りなのですが。」

 

「日下部さんは、

どんな助けを求めていると思います?」

 

「本人と話をしてみなければわかりませんが、

恐らく、日下部は必要以上に

責任感を持っているのではないでしょうか。

人数が減らされたので、

自分がやらねば、と思っているのだと思います。

それ自体は良いことですが、

ちょっと深刻になり過ぎて、

神経がまいっているのかもしれません。」

 

「木村さんは、どう思います?」

 

「そうですね。

さっき弓江が言ったように、

彼はこだわりが強いところがあります。

それだけ、新規事業プロジェクトにも

彼なりのこだわりがあり、

自分がやらねば、という気持ちがかなり

高まっているのは事実だと思います。

まぁ、私がみんなを鼓舞しましたので、

それを真面目に受け止め過ぎているのかも

知れません。」

 

しかし私は、

このお二人が言ったこと以外にも

彼が助けを求める要因があるような感覚が

ありました。

 

しかしさすがに、これ以上のことは

わかりません。

ここは、実際に日下部さんとお会いすることで

明確になることだと

私は思いました。

 

日下部さんと直接関わる上での

一つのテーマです。

 

このように、

事前にリーダーからの「印象」を聴いておくことで、

実際にその人とお会いする時の

テーマや視点を得られることも多いのです。

 

それが、一歩も二歩も深い

チームコーチングにつながっていきます。

 

私はさらに、

日下部さんの「実在」に

意識を向けました。

 

すると今度は、

彼が何かから目を逸らしている感覚を

得ました。

 

私はまた弓江さんに訊きました。

 

「ところで弓江さん。

日下部さんは、何かから逃げているようにも

私は感じるのですが、

心当たりはありませんか?」

 

「どうしてわかるんですか?」

 

弓江さんはまた同じセリフを

吐きました。笑

 

つづく