断絶が

ある。

 

断絶は

分離を生み出す。

 

分離は

多くの場合、

闘いを生む。

 

確執を

生む。

 

私達は

確執の歴史を

歩んできた。

 

それをもう

終えようと

志している人達は

随分増えた。

 

でもやはり

確執の時代は

続いている。

 

人間が人間で

ある以上、

それは変わらないのか?

 

という

問いの前に

今の私達はいる。

 

断絶を

観ている。

 

私は毎日、

断絶を

観ている。

 

一度、断絶を

した者達は、

 

その断絶を

守ろうとする。

 

それこそが

正義だと

信じている。

 

人は

断絶を守る。

 

ということは

確執を

守る。

 

断絶を

していないと

自分が自分では

なくなってしまうと

恐れるからだろう。

 

断絶とは

己を形づくる

なくてはならないもの

であると

多くの人は

信じている。

 

あなたと

私は

別の存在だ。

 

という認識すらも

一つの

断絶だ。

 

もしそれを

守らなければ、

この人間世界は

おかしくなるだろう。

 

人は

断絶。

 

人生は

断絶の道。

 

断絶の合間を

私達は

生きている。

 

その事実を

しっかり

見つめる目は

必要だろうよ。

 

その事実を

見つめること

なしに、

人と人のつながりを

語っているうちは

 

何も進まない

だろうよ。

 

つづく