その苦しみはそのままに

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先日、

ある経営幹部さんと

お話ししていた時に、

その方がおっしゃいました。

 

「たけうちさん、

大きくジャンプするためには、

大きく屈伸しないと

いけないですよね。」

 

そして、

 

「屈伸する時って

つらいですよね。

体を思いっきり曲げないと

いけないし、

下の下まで沈まないと

いけないし。

その瞬間は

とても不安定になりますね。」

 

そして、

 

「でも、

その屈伸状態を経ないと

大きくジャンプできない

ですよね。」

 

まさしくそうだな、

思いました。

 

私はよく

「脱皮」という言葉を

使いますが、

 

人が大きく脱皮する

その直前には、

思いっきり屈伸する

状態が来ます。

 

その時その人は

非常に不安定に

なります。

 

そして、

その人の最も

弱い部分が

クローズアップされます。

 

当然その時期は

とても苦しみます。

 

でもその苦しみを

経ることで初めて

大ジャンプが可能に

なります。

 

・・・・・・

 

大ジャンプ(脱皮)の

前の不安定。

 

大ジャンプ(脱皮)の

前に露呈する弱さ。

 

それはとても

苦しいものですが、

しかし、

それは

放っておかなければ

なりません。

 

どれだけ不安定でも

どれだけ弱くなっていても、

そこをサポートしては

絶対に

ならないのです。

 

そのサポートは

大ジャンプ(脱皮)のチャンスを

消し去ってしまうから

です。

 

しかしまぁ・・・、

 

私も人間です。

 

それを放っておくのは

とてつもなく

つらいです。

 

見てられなく

なります。

 

ついつい、

手を差し伸べて

しまいそうになります。

 

そこを

グッとこらえるのが

コーチであると

わかってるんですが。

 

・・・・・・

 

今、

脱皮直前の人が

本当に多くて。

 

その人達の苦しみを

私はダイレクトに

感じてしまうので、

それはもう

毎日、つらいです。

 

だから私は

祈ります。

 

私にできるのは

祈ることのみ。

 

その人が

無事に脱皮できますように。

 

その人が

真の自由を

手に入れられますように。

 

その人の

隠れていた本来の魅力が

開放されますように。

 

私のクライアントさんは

みんな素敵な人達

ばかりで。

 

本当に私は

大好きで。

 

大好きな人達が

次のステージの扉を

開けることを、

今晩も祈り続けています。

 

つづく

 

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