カコーン、
カコーン、
と
何か
角張ったものが
転がっていく。
本来は
転がっては
ならないもの。
しかし
転がり続ける。
きっと
ああやって
転がりながら、
角が削れ
だんだんと
丸くなっていく
のだろう。
世間では
それを
成長
と呼ぶかも
しれないが。
私は
それを、
小さく
まとまる
と
表現している。
・・・・・・
いい子ちゃん
が
多くなった
気がするのは、
私が
歳をとったから
だろうか。
昭和の時代は、
という
言い方は
したくないのだが、
でも昔は
もっと
人は自分の
愚かさを前面に
出していた
気がする。
それは決して
良いことでは
ないだろうが、
もっと
愚かでも
良いのでは
ないか。
今の人達は。
だって、
人はもともと
愚かだろ。
・・・・・・
愚かな自分
を
ちゃんと
見つめ、
愚かな自分
を
ちゃんと
反省するところ
からが
本当の成長
の始まり
ではないか。
それを
何となく
ひた隠し、
自分もその
愚かさを
自覚せず、
キレイなところ
のみを
見つめ、
成長した気に
なっていても、
それは
私には
衰退・衰弱にしか
見えない。
・・・・・・
もっと
ぶつかって
自信をなくして
いじければ
いい。
そこから
だろ?
カッコいい
自分を
保つことだけに
力を注いでも、
疲れる
だけだろ?
私の周りは
優秀な
若い人達が
多くて、
正直、
もし私に
この優秀さが
あったら、
私の人生は
もっと
違ってたな、
と
思うんだ。
いつも。
だから
その優秀さを
活かして
ほしい。
そのため
にも、
もっと
愚かに
進んでも
いいのでは
ないか?
・・・・・・
角張った
ものを
丸くしようとは
せず、
角張った
まま、
尖った
まま、
で
いてほしい。
むしろ
もっと
研ぎ澄ませて
ほしい。
そのため
なら、
どれだけでも
エネルギーを
使うよ。
私は。
つづく