ちゃんと痛がれよ

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晴れた空を
見るのは
すがすがしいが、

毎日、晴れが
続けば、
それが当たり前となる。

雨の日や
曇りの日があるからこそ、
晴れた日の
ありがたさがわかる。

これが
人間というもの
だよな。

悩み・葛藤・試行錯誤・
苦しみ・絶望・空虚感・
・・・
それらがあるからこそ
人間とも言えるし、

それらがあるからこそ
幸せな瞬間を
噛み締めることが
できる。

人間であることを
やめる
必要はない。

むしろもっともっと
人間らしく
進みたい。

今、私の目の前に
雲々がある。

暗くて重い
雲たち。

クライアントさん
達から
もらったものだ。

彼らの
モヤモヤだ。

雲の中に入れば、
炭酸水の泡のような
刺激の強い痛みを
感じる。

彼らはこんなにも
痛みを感じながら
毎日を過ごして
いるんだ、
とわかる。

今、最大の問題は、
彼ら自身が
この痛みに蓋をして
いることだ。

痛みを痛みとして
感じない。

だから
何とかしよう
とはならない。

鈍感であることの
最大の問題だ。

鈍感でなきゃ
進めないことは
あるだろう。

しかし
鈍感であることが
成長だとは
思わないでほしい。

それは
見ないように
顔を背けているだけ、

顔の背け方が
上手くなった、
だけ。

これを人間の成長
とは
思わないでほしい。

痛いことと
ちゃんと
向き合ってほしい。

人生を開く
初めの一歩が
それなんだ。

つづく

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