自分の人生を始めよう

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私はまず、

企業様のサポートに

入らせていただく場合、

 

最初に

一日かけて研修を

行なうことが

多い。

 

そこでは

「真本音」「反応本音」

について

ゆっくりじっくりと

ご説明をするのと同時に、

 

自分自身のこと

について、

自分の人生に

ついて、

私が23問の問いを

投げることで

ゆっくりじっくりと

考えていただく。

 

すると

多くの人達から

 

「こんなに自分の

ことを、

自分の人生のことを

考えたことは

ありませんでした」

 

というお声を

いただく。

 

もちろんそれは

喜びのお声

なのだが、

 

いつも私は

そこで、

少し悲しくなる。

 

だって、・・・

 

私の講義を入れても、

たったの

6〜7時間。

 

これまで

何十年も生きてきて、

たったの6〜7時間

という短い時間。

 

そんな短い時間

自分や人生を

考えただけ。

 

それでそんな

感想、って。

 

いったいどれだけ

自分と向き合って

いないんだ、

ってことでしょ。

 

これまでの

何十年、

いったい何を

してきたの?

 

ってことでしょ。

 

でもそれが

ほとんどの人達。

 

今の社会の現状。

 

自分のことを

考えないという

ことは、

 

自分のことを

大切にしていない

ということ。

 

自分の人生を

大切にしていない

ということ。

 

まずはそんな

とても単純な

現実を知ることが

スタートなのであるが、

 

しかしやはり、

悲しい現実だ。

 

・・・・・・

 

自分のことを

知らず、

 

自分の人生の

ことを

知らず、

 

ただただ

人は

人生を生きていく。

 

それが

苦しいことである

という事実を

感じる人は

まだ、よいと思う。

 

しかし

その苦しさに

麻痺をしてしまい、

 

そのまま

人生を歩み続ける

人は多い。

 

今日、

私のセミナーを

受けてくださった

ある人が、

そのことを実感され、

 

「私はなんて

危うい人生を

生きてきたんだろう」

 

と言いながら、

目に涙を

溜めていた。

 

そう、

自分のことを

知らないままに

進むのは

危うい人生だ。

 

でも

その人はこう

続けられた。

 

「だから私は

これからは

自分の人生を

生きる。

まだまだ抽象的だけど、

私の本来の役割が

少し見えてきた」

と。

 

そして

その人から

真本音の風が

吹いてきた。

 

たとえ、

何十年も

自分を知らないままに

生きてきたとしても、

 

それでも、

「今」から始める

ことはできる。

 

もちろんそれは

少しでも早い方が

よいのだが、

 

それでも、

始まればそれは

「自分の人生」

だ。

 

自分の人生

生きてほしい。

 

自分の人生

として、

目の前の現実に

対峙して

ほしい。

 

それが私の

「コーチ」としての、

 

いや、

「人間」としての、

 

最も単純な

願い、かな。

 

つづく

 

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