変態よ、しっかり生きよ

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通常、

私達人間の

自然な成長の途上では、

 

成長している本人は

自分の成長には

気づかないものだ。

 

例えば、

身長が日々、伸びている

ことを、

本人は、ほぼ自覚しない。

 

成長が自然であれば

あるほど、

自覚はない。

 

ところが、

たま〜に、ではあるが、

本人が

自ら気づくケースがある。

 

あっ、

今、私は大きく

変わろうとしている。

 

・・・と。

 

もちろん

自己満足でそう思い込む

というケースも多い。

 

それはともかくとして、

自分で自分の

本質的な成長に気づく

大半のケースは、

 

特異点にある時

 

だ。

 

これまでの成長の

道のりからは

かなり大きく外れた

成長を

突然、

人はすることがある。

 

それをよく私は

「脱皮」

と表現しているが、

 

ただし今回の話の

特異点とは

脱皮をも超えている。

 

完全に逸脱した

成長。

 

「変態」

 

とも言える。

 

幼虫が羽化して

成虫になるような

ものである。

 

この「変態」の

直前、

もしくは最中、

もしくは直後に、

 

自分のあまりの

変化に

自分で気づくのだ。

 

その場合の多くは、

人は自分の

根本的変化に

 

慄(おのの)く。

 

そして

慄きのあまりに、

せっかくの「変態」が

中途半端になったり、

 

本来とは違う方向に

進んでしまうことも

ある。

 

だから

「変態」の心構えを

ここに書いておきたい。

 

・・・・・・

 

心構えを

一言で表現すれば、

 

「抗うな」

 

となる。

 

「変態」の不安定さは

尋常ではない。

 

自分が

まったくわからなくなる

ケースも多い。

 

私のサポートを

受けてくださっている

人の場合は、よく

 

「自分の真本音がまったく

わからなくなりました」

 

という表現をされる。

 

それはもう、

人生が終わってしまう

のではないか、

という恐怖に近い。

 

いや、

それ以上かな。

 

自分が「無」になるような

恐怖だ。

 

そうなるともう

やみくもにもがいて

もがいて

もがきまくってしまう

のだが、

 

それを

いっさい諦める

のだ。

 

自分自身を

大いなる大自然に

委ねてしまうくらいに。

 

その時の

オススメの心のつぶやき

がある。

 

『どうでもいいじゃん』

 

だ。

 

ある意味、

すべてを投げ捨てて

しまうのだ。

 

川の激流に

飲み込まれて、

もう諦めて

命を投げ出し、

激流のままに流されていく

ような感じだ。

 

これを

続けてほしい。

 

かと言って、

 

日常生活は

ちゃんといつも通りに

すること。

 

えぇ〜っ?

できないよ!

 

と思われるかも

しれないが、

それが

できるのだ。

 

ここが面白い

ところ。

 

「変態」は病気でも

何でもない。

 

むしろ

超健康的な大成長なので

 

どのような状態でも

ちゃんと

日々のすべきことは

できる。

 

ちなみに私は

私自身の「変態」の最中にも

毎日、いつものように

コーチングや研修を

行なっていた。

 

心の中はもう

死んだ状態だったのだが、

 

不思議なことに

いつも以上の

良い仕事ができた。

 

これは

病気ではないのだ。

 

だから、

ちゃんと仕事を

するように。(笑)

 

これが

もう一つの心構えかな。

 

「変態」を理由に

サボるなよ、

という。

 

・・・・・・

 

「変態」の状態は

長く続く人もいる。

 

人によっては

何ヶ月も続く人が

いる。

 

そんなの耐えられないよ、

思われるかもしれないが、

 

何度も言うが、

これは病気では

ない。

 

死にそうな気持ちに

なっている人に

「しっかり生きなさい」

と言うのも

なんだが、

 

でも、

 

ちゃんと

今こそ

しっかり生きなさい。

 

つづく

 

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