チームパフォーマンスコーチ

有限の中の無限

広い空間に
一人、

胡座を
かいている。

周りには
何もなく、

ただ白く
輝く空間が
果てしなく
広がっている。

周りには
何もないという
この感覚が
一般的には
不安を醸し出すのだが、

その不安を
含めての
言いようのない
独特な感覚を
味わっている。

無限の広がり

一つになる。

無限、
なのに
一つになれる。

私自身が
無限となる。

そうなって
初めて、
あぁ、人は
無限なり、

などと
思えるのだ。

本来は
無限の存在。

それが
この
有限の世界に
いる。

無限が有限の
中に入るなど、
普通では
考えられないことを
私達は
している。

疲れるのは
当たり前だろう。

不安になるのも
当たり前だろう。

限りない
ことの
安心よ。

限りない
ことの
安定よ。

せめて
願いのみ
くらいは、

無限のままで
いたい。

私達は
有限の世界を
壊そうとしている
わけではない。

無限と有限の
転換により、
まったく新たな
世界を
創り出そうと
しているんだ。

あなたは
無限だよ。
でも
有限の世界に
いるんだ。

・・・この真実を
伝え続けるのが
私のやってきた
こと。

と、
やっと気づいたよ。

つづく

安定したければ

小さな場所に
収まろう
というクセがある。

誰にも。

いわゆる
コンフォートゾーン。

安心安定できる
場所を
一つ確立できると、

そこからもう
飛び出せない。

外すことが
できない。

ところが一方で、
そういった場所から
脱け出て、
新たな冒険を始めたい
という
本能もある。

誰にも。

自分のどちらの
想いを
尊重するか?
基本とするか?

は人それぞれの
生き方次第だ。

ただ、
圧倒的にストレスが
多いのは
前者だ。

・・・ということを
知っておいた方が
いい。

一見、
安心安定を
手に入れたら、
そこに留まる方が
ストレスはなさそうだが、

まったく逆。

ストレスの濃度が
かなり濃くなるし、

不安もさらに
大きくなる。

私達人間は
止まると
不安になるんだ。

手に入れた
幸せが
いつかは壊れるかも、
という不安。

誰もに
あるだろう。

あれは
思っている以上に
キツいのだ。

止まると
弱くなる。

留まると
揺れ揺れになる。

そのように
私達人間は
できている。

ということは
知っておいた方が
良い。

だから私は
狭い世界から
出ようよ、

多くの人に伝えたい。

でも無理強いは
できない。

いつの間にか、
狭い世界から出よう
という
意志を持つ人のみを
サポートするように
なった。

そういう人
ばかりが周りに
いるので、

皆、とても
安定しているので、

私自身もまた
安定できる。

共に進む。

共に
未知の領域に。

私は死ぬまで
それを続ける。

人は、
安定を求める
生き物だ。

安定したければ、
突き進む
しかない。

つづく

問い一つ

このタイミング
で、

重要な問いを
また一つ。

・・・

これまでの
限界を
一つだけ超える
ために、

何に
挑戦したい?

・・・

あなたの実在は
一つ
大きく前進した。

であれば、
現実のレベル
でも、

一つ大きく
前進させよう。

つづく

またやっちまった

暗闇に
どんどん
沈んでいく。

底がない。

足元がない。

永遠に
沈んでいく。

虚無の
恐ろしさ。

しかし一方で、

とてつもなく
濃縮された
マグマの窮屈さも
感じるのだ。

押し潰される
感覚と、

何もなくなる
感覚。

一見すると
真逆な感覚が
同時に
私を襲う。

ひょっとすると

というのは
このようなものか?

脳裏をよぎる。

ザーッという
激しい音。

何かが
崩れるような。

根底から
砕け散るような。

あーこのままでは
私は無になる、

全身を強張らせた
のだが、

もはや力が
入らない。

完全に諦め
かけたところで、

ハッと
我に返った。

幻影ではなく
間違いなく
今のは
実在、だった。

なぜこのような
体験を?

自分に問う。

すると
いつの間にか
私は
自分自身の背後に
まわり、

私の背中を
見つめていた。

ただの体験じゃ
なくて、
マジで危なかった
のだぞ。
お前、いつも言うが、
本当にもう
無茶はやめろよな。

と、
私が私の背中に
伝えた。

同時に、
悲しみのような
心配のような
父親のような気持ちが
湧き上がる。

あぁそうか、
こんな気持ちに
させてしまったのか。

悪いことを
したな、

反省した。

戒めている
つもりなのだが、
ついつい
無理をしてしまう。

猛省。

もっと命を
大切にせねば。

つづく

実在の情報

細胞が
一つ一つ、
すべてバラバラに
なって、

世界中に
飛び散る。

一つ一つの
細胞が克明に、
世界の各地を

その本質を

感じ取る。

そしてまた
戻ってきて
一体化する。

私は
細胞の一つ一つが
受け取った
その
本質的な情報を、

一つ一つ
確認する。
丁寧に。

それらは
単なる情報の集積
ではなく、

それらすべてが
一つに融合する
ことで、

全細胞の情報の
さらにその
奥の
本質的なメッセージを
浮上させる。

世界からの
メッセージである。

現象の話
ではなく、
実在の話だ。

あらゆるものが
分離していて、

一見、融合している
ように見えて、
実は
分離したまま、

という
この3次元の
世界。
現象の世界。

分離しているが
故に、
あらゆることが
不自由だ。

しかしかと言って
実在は
どこまでも
自由なわけだ。

現象の現実に
現象の情報だけで
向かっていくことほど
危険なことはない。

本質から的を外す
ということが
必然的に起きて
しまう。

表面的現象に
向かうからこそ、

本質を
大切にする。

実在を
大切にする。

その姿勢が
今の時代は
特に
求められる。

時代に楔を
打ち込む人は、

こうであらねば
ならない。

つづく

泣きわめいている

小さな私
がいる。

私の手の平に
乗っている。

バタバタと
泣き叫んで
いる。

怖いよ〜、
と。

彼はすぐに
不安になる。

ちょっとした
ことで
大きく揺れる。

すぐに
自信をなくす。

生まれてこのかた
ずっと
付き合ってきた
私自身だ。

こんな私など
要らない、と

若かりし頃の
私は
ずっと思ってきた。

こんな私を
捨て去ることが
人生のテーマ
だった。

それが
人としての成長だと
決めつけていた。

歳を重ねた
からだろうか。

今は
手の平に乗る
その彼が、

すぐにダメに
なってしまいそうな
私自身が、

まるで宝物の
ように
思える。

一生、大事に
したいな、と。

彼は
反応本音の一つの
自分でしかないが、

でも紛れもなく
私自身だ。

ずっとこれで
やってきたのだ。

生まれた時
から。

ここまできたら
最後まで
ずっと一緒だ。

大きく揺れよ。

もっと怖がれ。

もっと叫べ。

泣けばいい。

どれだけ
暴れてもやはり
君は
私の手の平の
上にいる。

私は君を
潰しはしない。

ずっとこのように
大切に
観察し続ける。

そして、

君にはちょっと
可哀想だが、

私は君が
どれだけ
わめこうが、

私のすることを
する。

これは
変わらないんだ。

つづく

呼び水だ

頭が
岩のように
なっている。

重い。

こちらの頭も
まったく同じように
重くなる。

こりゃいかん。

この人
考え過ぎだな。

一生懸命に
考えることは
大事だが、

考えて出す
答えに、
真本音の答えは

ほぼ
ない。

考えることは
とても良いこと。

徹底的に
考える、と
決めて、

集中的に
考えよう。

しかし
答えは、

まだだ。

考える、
とは
直観の呼び水
だ。

真の答えは
その
奥から
浮かび上がって
くる。

まるで
思い出すかの
ように、ね。

つづく

宇宙よりも

時々、
とてつもない
発想が
くる。

とても
私自身の発想
とは
思えない。

しかし
まるで火山の
噴出のように、

それは
溢れ出す。

しょうがない
ので、
そのすべてを

見届ける。

そう。

直観とは、
「見届ける」
ようなものだ。

意図的に
自分で
創り出している
ものとは

到底、異なる
もの。

よく人によっては
「降りてくる」
という表現を
使ったりするが、

どうしても私は
その表現に
違和感を覚える。

やはりそれは
「自分自身」
から
湧いてくるものだ。

かと言って
自我の領域は
完全に超えている。

いつも言うように
自分の過去を
「思い出す」
感覚だ。

「未来を思い出す」
という
表現を使ったことも
ある。

思い出すの
だから
そこには微塵も
迷いはない。

思い出して
しまったら
それを
当たり前のように
やるしかないでは
ないか。

それが怖いので
自分の直観を
自分でみることを
放棄する人も
多い。
無意識に。

しかしやはり
私は
「見届ける」
ことをお奨めする。

せっかくの
プレゼント
なのだ。

自分自身
からの。

プレゼントは
素直に
受け取った方が
いい。

それが
自分を生きる
ということでは
ないか。

私達は
果てしない
存在だ。

自分を理解
など
到底できない。

宇宙のすべてを
理解するよりも、

自分のすべてを
理解する方が、

私は
何倍も難しいと
思っている。

私達は
果てしない
存在だ。

限界のたくさん
ある
この世界で、

果てしない存在
である
私達が
向き合っていく。

それが
ここで
生きるということだ。

自分として
生きる、
ということだ。

つづく

その一つを

一つ。

たった
一つだけ。

本当に
大切だと
思うことは?

自分の
人生のすべて
において。

・・・
その
たった一つを
常に
大切に
できているかい?

という
非常にシンプルな
ことなんだ。

私達の
内側から
パワーが湧くか
どうか、

を決めるのは。

つづく

掌が大地を揺るがす

世界の中に
ポツンと
自分がいて、

豆粒にも
ならないくらいの
大きさで、

しかしその
小さな存在が、

小さいけれど
着実な波を
起こし続けている。

波状の広がり。

音楽を
奏でるような。

少しずつ
旋律を
ずらしながら、

しかし
決して止まる
ことはない。

影響とは、

継続することで
ある瞬間に
次元を変える。

何十倍もの
大きさに

変貌

することがある。

しかしそれを
狙っていては
いけない。

狙えば狙うほど
遠のく。

ただ
粛々と、

自分の大きさを
知りながら、

今、一つ
ここで
魂を込めた
波を起こす。

ひと叩き。

水を揺らす。

この小さな
掌で。

小さな波も
深くなる。

水底にさえ
影響を
与え、

すると
大地までもが
震え、

大地ごと、
全体が
震えるんだ。

継続する
からこそ、だ。

つづく

翼があるんだ

私達には
目に見えない翼
があってね、

それを一気に
大きく広げるべき
瞬間
というものが
あるんだ。

でもそれは
結構怖いこと
なんだ。

普段、翼は
広げていないからね。

たまにやるのは
怖いことだ。

ひょっとすると
人生で一度も
広げていないかも
しれないし。

でも、本当に
これは
やってみなければ
わからない。

やらずにいると
一生、
本来の自分というものを
理解せずに
い続けることになる。

せっかく
そこに
あるのにさ。

まずは、
たった一度でいいから、

目一杯
広げてみようよ。

つつく

人生の楽しみ方

今の人生の
進み行き、

特に
スピードは
どうだい?

自分が本来、
望んでいる
スピードは
出せているかい?

気持ちは
良いかい?

風は
感じているかい?

まず最初に
たどり着きたい
目的地には、

予定通り
決めた期限までに
たどり着けそうかい?

日々、
生きていると

ついつい
自分のスピードを
見失ってしまうね。

本当は新幹線で
あの駅まで
行きたかった
のだけど、

実際には
鈍行電車を見たら、
あ〜やっぱり
のんびり進むのも
ありだなぁ、
と。

ゆっくり景色を
楽しみながら。

降りたいところで
すぐに降りて
道草を食いながら。

そんな進み行きも
ありだなぁ、と。

どうせ目的地は
同じなのだから、
ゆっくり行けば
いいや、と。

確かにそれも
あり、だねぇ。

でもね、
忘れてほしくない
ことが
一つだけあるんだ。

その最初の
目的地に
到着してからの
ことだ。

そこから先、
どうしたいのだっけ?

そこから先は
よくわからないんだろ?

行ったことのない、
それこそ
未開の地、なんだろ?

そこを冒険したい!
と、

もともとはそれが
本当の願いだろ?

じゃあさ、
一刻も早く
その、最初の目的地
にはさ、

たどり着いた方が
いいよ。

ゆっくり行くのも
いいけどさ、

本当は
人生の大半の
時間を

あなたはどこで
使いたいのだっけ?

使い切りたい
のだっけ?

どう
生き切りたい
のだっけ?

・・・ということだな。

人生、
楽しみ方は
いくらでもあるよ。

でも
安易な楽しみ方
よりも

あなたが望む、

本当に望む
楽しみ方を
してほしいんだ。

つづく

鳥の影の誘い

鳥が
飛び立つ。

たくさんの
鳥たちが。

そう言えば、
次男が生まれた朝、
同じ光景を
見たな。

開放、

という言葉が
浮かぶ。

何かが
開放された。

自分自身の、
というよりも

世の中全体の、
と言った方が
しっくりくる。

具体的に
何が変わるのか?
というのは
わからないの
だけど。

でもこの
言いようのない
清々しさ。

これはこのまま
味わっていよう。

鳥たちの影が
地面を走る。

まるで私を
誘うように。

ここは素直に
誘われることに
する。

私は、
鳥たちの方向に
意識を
開放させた。

あぁまた
出会えるな。

大切な
人達と。

待ってるよ!

空がささやいた。

つづく

引き継ぐ者のために

回さなければ
回らなかった
ことが、

回さなくても
回るようになる、

というのは
とても幸せな
瞬間だ。

そのかわり、
そこにいくまでの
過程は
なかなかに厳しい。

任せる
覚悟が
必要だから。

任せる、
というのは
丸投げする
ということではない。

任せる、
というのは
途中で口出しをする
ことでもない。

任せるならば
完全に任す。

ただし、
責任はすべて
こちらでとる。

責任はすべて
私がとるから
思う存分に
やってみなさい、

100%の本心で
伝えること。

それが
任せる、ということ。

これはなかなかに
厳しいことだが、

しかしこれを
しないと、
本当には人は
育たない。

中途半端な
任せ方は
ダメだし、

責任まで
自分で持て!
というのは、
多く場合は
荷が重過ぎる。

後継者育成が
なかなか上手くいかない
のは
ここに起因する。

しかし
これをやらねば
先に進まない。

だから
私は、やる
と決めて、

ここしばらくは
ずっと
続けている。

後継者。

自分が
この世から
いなくなっても
遺志を
継いでくれる人。

それを
望むならば、

自分の人生を
進めることよりも
何十倍もの
覚悟が必要。

安易に
考えては
ならない。

つづく

本当に力がある、とは

花びらに
注がれた
一雫。

ほんのちょっとした
生命力。

しかしその
一滴が、

私達を救う。

少なくとも
私は何度も
救われた。

力ある者は
力なき者を
どこか軽蔑する
眼差しを持つ。

しかしそれを
する者は
本当の意味で
力がある、とは
言えない。

本質的な
力とは

すべてと
繋がる力

だから。

自分個人の
力がどれだけ
強まろうと、

それは単に
個人の力
でしかない。

井の中の蛙

同じことだ。

すべてと繋がる
その力を、

ほんの一滴でも
使うことの
できる人は、

その一滴を、

これ以上は
考えられない
という
絶妙さで

本当に
一滴だけ

垂らす。

そういう人こそ
達人では
ないか。

この一雫が、

この一滴が、

欲しかった!

私は何度も
救われたよ。

つづく

問題はシンプルだ

根本原因
とは
大概、

シンプルで
わかりやすい
ものが多い。

なのに
それを見ず、
回りくどいこと
ばかりするから、

問題は
複雑化する。

例えば、
実際の例で
あるが、

新商品を出しても
まったく売上が
伸びないという
会社があった。

いろいろ
手を尽くしても
改善されない。

ところが、
根本原因は
単純だった。

営業部長と
開発部長の
仲が
悪かったのだ。
もの凄く。

お互いに
口を利かない。

目も
合わさない。

二人が同じ
会議室に入ると、
空気が
ピキーンと
張り詰める。

皆がまるで
二人を
腫れ物に触る
ように扱う。

開発部が
新商品を開発しても、
営業部はまったく
本気で売らない。

だから
売れるはずがない。

しかし私への
仕事の依頼は、

「商品が売れない
ので、
若手を育ててほしい。
若手の自立心を
育てなければならない」

だったのだ。

肝心なことに
まったく手を
つけずに、

ズレたところ
のみに
時間とお金を
かける。

もちろん、
若手の育成は
大事だが、

その若手達も、
営業部長と開発部長
の関係を知っており、

皆、
白けているのだ。

問題の
根本原因は
とてもシンプルで
わかりやすいものが
多い。

なのに、
誰も
手をつけない。

見ないように
する。

気づいていない
ふりをする。

人生も
同じ。

まずはここから
脱却
しなければね。

何も
始まらないよ。

つづく

秘密の出口

トンネルを
くぐっていると
思っていたら、

気づいたら
何か
塔のようなものの
先端にいた。

危ういバランスで
立っていた。

風が
吹いた。

落ちそうに
なる。

踏ん張れない。

落ちた。


思ったら、
トンネルの中に
戻っていた。

そうだ。

この辺りの
どこかに、
外に出るための
秘密の出口が
あるのだ。

無意識に
その出口に
踏み入れ、

塔の先端
に出たようだ。

慌ててまた
その出口を
探す。

しかしもう
二度と
見つからない。

探すから
見つからないのだ。

意図や執着を
持たない
「天然の」
状態でなければ、

その出口には
決して
行き当たらない。

次元が
違うのだ。

だから
諦めた。

諦めて
トンネルの中を
彷徨い続ける覚悟を
決めた。

と、
次の瞬間、
出口から外に
出ていた。笑

意図は
私達の歩みを
極度に
遅らせる。

特に
ここからはね。

つづく

死ぬかも、となった時

学生の頃、
3000m級の雪山に
登って、

ツルツルの
アイスバーンで
転倒して、

もう少しで
崖から真っ逆さま、
死にかけた
ことがある。

生死を分ける
あの瞬間、
妙に静かだった
ことを
覚えている。

白い雪に
飾られた美しい
山々と、

群青色
と言ってよい
濃い青空。

それらに
抱かれた
静かな時間。

私が
今この瞬間
という一瞬に
永遠
を感じた最初の
体験だったなと
今になると
思う。



永遠
だ。

この真実?
真理?

立つことで、

私達は
根底からの
安定、
というよりも
安寧
を得る。

今になって
思うのは、
私はあの瞬間を
体験するために
雪山に登ったのだな、
と。

このように
自分の体験の
本来の意味・意義は
後になって
わかる。

それを
私達はついつい
そのリアルタイムで
無理に意味を
見出そうと
し過ぎてしまうことがある。

意味は、
考えなくても
いい。

それよりも
今ここを

今この瞬間を

本当に
今ここに集中して
大切に
生きること。

そういった
一瞬一瞬
一つ一つ

誠実に重ねていく
こと、だ。

これしかない。

真本音で生きる
とは
こういう生き方だ。

意味は
後で自然に
わかる。

と、同時に、

未来ビジョンも
ある瞬間に
自然に
浮かび上がる。

今ここでしか
できないことが
ある。

それを着実に
しようではないか。

つづく

賜物だ

垂直に
上昇したいなら、

垂直に
上昇すればいい。

躊躇なく。

想いは素直に
行動に移せば
いい。

もう
その段階だ。

これまでの
自分を
もう
参考にはするな。

ここで
区切りだ。

これまでの
自分と、
今の自分は、
違う。

・・・と。

まるで別人の
ように
強くなれたんだ。

自分のことは
自分がまずは
信じてあげよう。

ここまでの
道のりの
賜物だ。

私の理念の
文字で書けば、

㒪 (たまもの)

だ。

恵みの人生の
スタートだ。

つづく

風の舞い

一枚の枯葉が
風に舞っている。

ヒラヒラと
舞い続け、

いつまで
たっても
地面には落ちない。

まるで
踊り続けている
ように。

枯葉そのもの
には
何の力もないが、

風の中で
踊り続けている
その姿は、

それなりに
素敵だ。

時折は、
その踊り方に
芸術性をも
感じる。

この踊りは
いつまで続くのか?

きっと
命ある限り
なのだろう。

一見、
死んでいるように
見える
枯葉だけど、

もちろん
命はある。

か細く見える
命だけど、

案外
逞しいものだ。

もうずっと
永遠に
このまま空中に
舞い続けるのでは
ないかという
気さえする。

とはいえ
やはり
終わりはくる。

いつか枯葉は
地面に
落ち、

静かに
眠るだろう。

土に
還るだろう。

まぁその時まで
がんばると
するか。

つづく

珠玉の気づきの在る場所

雑な意識に
よって
為される物事が、

まるで雑音の
ように
降りかかってくる。

鬱陶しいなぁ

思うことしきり
だが、

それも含めて
すべては調和している、

捉えるといい。

雑音によって
見出される心。

その心の
乱れこそ、
今の私には
必要なもの。

最善の
もの。

・・・と
受け取ればいい。

それだけの
調和は
すでにあなたは

日々、
生み出している。

それだけの
生き方を
続けてきたでは
ないか。

無理にすべてを
肯定的に
捉える必要は
ないが、

否定的に
捉える必要も
ない。

つまりは、
評価・判断とか解釈とか
何もせず、

そのまま

このまま

進めばいい。

心の揺れも
このままに。

心の乱れも
このままに。

それらによって
自分自身の
選択が変わる
わけではない。

無理に周りに
合わせる
必要もない。

これまで通り
自分の
意志・意思で。

素直に
決めればいい。

世の中には
雑なことが
多いが、

その雑の
中にこそ、

珠玉の気づきが

あるものだ。

つづく

ここから結実だ

大地にドッシリと
根を張るような
生き方を

これまで
大切にしてきた
ならば、

ここからは、

大地にドッシリと
根を張っている
感覚が
なくなってしまったと
しても、

大丈夫だから

思い切って
進もう。

根はもう
しっかりと
張られているの
だから。

ここから
大事なのは、

あえて
根から離れ、
自由に
飛ぶことだ。

どれだけ
高く飛んで
遠くに離れても、

ちゃんと
根とは
繋がっている。

いつでも
戻れる。

であれば
とことん自由に
世界を広げると
いい。

なんなら
宇宙まで
行ってしまっても
いいんだよ。

それだけの
積み重ねを

あなたは
してきたのだから。

ここから、

結実

のステージだ。

小さく
まとまらず、

大きく
羽ばたく時。

つづく

その憤りに溺れよ

もし今、
あなたの中に

言いようのない
深く悲しい
憤りが
あるならば、

それを
抑えてはならない。

蓋をしては
ならない。

むしろ
逆だ。

その憤りに
身を浸し、

その憤りに
溺れるといい。

きっとそれは
立ち直れなく
なるほどの
ダメージを
あなた自身に
与えるかもしれない。

一日を
始められなく
なるくらい、

立ち上がる
気力を
失うかもしれない。

しかしそれでも
それを
抑えてはならない。

溺れれば
いい。

なぜなら
それは

真本音の
憤り

だから。

その憤りの
最も根元の部分
では、

あなたは
あなた自身に
憤っている。

あまりの自分の
不甲斐なさに。

もっと
できるはずだと
思っていた。

もう少しは
まともになれている
と思っていた。

もっと簡単に
加速できると。

でも
ビビって足が
出ない。

簡単なはずの
一歩を
踏み出せない。

すべきことが
全く進まない。

進ませる
気力そのものが
失われていく。

なんでこんなに
何も
できないのか。

それが
根元。

と同時に
周りの人達にも
きっと
同じ憤りを
感じているのだろう。

あなたの
ことだ。

きっとこちらの
方を
抑えようとしている
かもしれない。

しかしその
気持ちは、

真っ当な
ものだ。

今はそのまま
周りの人達への
苛立ちを
解放しておけば
いい。

その憤りの
海に、

深く広く
とてつもなく
大きな

まるで
暗黒のような

その海に、

自分の全身を
晒して、

溺れれば
いい。

それができて
初めて、

あなたには
真の翼が

生え始める。

それこそが
あなたにとって

今、

必要なこと。

それを成す
ための
憤りだ。

翼を
手に入れよ。

そのために
今は、
その憤りに

溺れよ。

つづく

晒される

これまで、
ごまかし
ごまかし

やれてきた
あらゆることが、

溶けていく。

空虚なものは
空虚であるという
その
本来の姿を
晒しながら。

中身のないものが
溶けていく。

自らを
保てずに。

ハリボテが
ハリボテであるが
故に
内側から
崩れていく。

崩れては
一瞬で無となる。
やはりそれも
側からみれば

溶けている
ようだ。

生き方の
問題だ。

すべて。

一瞬一瞬に

一つ一つに

魂を込めて
生きているか
どうか。

その長年の
積み重ねが
今ここから

あらわに
なる。

ある意味
恐ろしい時代
だが、

ちゃんとやって
きた者にとっては、

これほど
生きやすい
行きやすい
時代はない。

本質の
時代。

見せかけの
時代からの
脱皮。

ちゃんとやってきた
人達は、

ここからこそ

より丁寧に。
これまでの
誠実さのままに。

これまでの
真剣さのままに。

これまでの
やさしさの
ままに。

つづく

逃げるのは後だ

毒があるのは
わかっている。

わかっていて
ここに来たんだ。

命に関わる
致命傷を
負うかもしれない。

それも重々
知っている。

でも、
来たんだ。

それは
私の勝手だ。

頼まれた
わけではない。

ある意味
自分勝手で
あるし、

独りよがりかも
しれない。

でも
そういった諸々の
自己葛藤を
経た上で、

覚悟を決めて、

ここに
来たんだ。

だから
今ここにある
この現実は、

この酷い
現状は、

初めから
想定内、・・・とは
とても言えないが、

ある程度は
こうなるかな、と。

だから、
逃げないよ。

ここに
立ち続ける。

立っている
ことだけでも
意味があると
私は
信じているから。

自己満足
だろうが
いい。

そう信じるから
私は
ここにいる。

私が
為そうと思うことは
すべて
為してから、

逃げると
するよ。

つづく

過去最大級だ

私の周りの
人達だけだろうか?

皆が
とてつもない脱皮を
始めている。

これまで何度も
「とてつもない脱皮」
はあったのだが、

どう見ても今回は
過去最大だ。

というか、
レベルが違う。

その分、
これまたとてつもない
ストレスやエンティティが
発生し、

それを私も
とてつもなく
受け続けている。

で、今
久しぶりに
昔の感覚の中に
いる。

学生時代の自分を
よく思い出す。

今、この状態に
戻って
よくわかるのだが、

凄いストレスと
エンティティ。

自分の全身を
真っ黒に包み込んで。

まるで魔王の
ような、
悪魔のような、

そんな存在達が
私を
支配しようとしている。

昔は実際、
支配されていた
のだろうな。

こんな不自由な
状態で
私は生きていたんだ。

私は多くの人を
私の知らないところで
傷つけ続けた。

いつもそれが
フラッシュバックしては
自己反省モードに
入るのだが、

今またその出来事の
一つ一つが
ありありと蘇る。

そうか私は、
こういった支配を
受けながら
あのような行動に
走ってしまったのか。

しかしそれを
ストレスやエンティティの
せいにしては
ならない。

その影響が大きい
とはいえ、
結局はすべて
自分の意思に基づいて
私達は生きている。

弱かったなぁ、

思う。

弱いくせに
自己顕示ばかり
だったな、
と。

弱いくせに、
というか
弱いからこそ、
かな。

あの時、
自覚できなかった
私自身。

あの時、
目を塞いて
見ようとしなかった
私自身。

何十年か経って
ようやく
その自分と
向き合えている。

とにかく、

今の私が
願うのは、

皆がしっかり
この最大級の脱皮を
果たすこと。

自力でね。

祈るのみ。

つづく

自力で行けそう

ゆっくりと
弧を描きながら
天に
昇っていく。

かなり
ゆっくりと。

焦っては
ならない。

とても大切な
時だ。

せっかくここまで
来たんだ。

最後の最後で
焦っては
ならない。

これまで
寄りかかって
いたものをすべて
手放し、

初めて自力で
ここまで来たのだ。

少し前までは
決してできないと
思い込んでいた
こと、
・・・いや、それは
本当に
できなかったと
今でも思うのだが、

しかしその
思い込みであり
事実を、

ようやく
超えようと
しているのだ。

ゆっくりと
弧を描く。

本当は
垂直に昇って
行きたい。

でもまだ
それはダメだ。

今の自分の
力では。

客観的に
見つめるその
目線と、

思い込みや
解釈は、

似ているが
非なるもの。

ようやく
事実と思い込みの
区別が
つくようになってきた。

それもやはり
自力で行こうと
勇気を
奮ったからだろう。

挑戦した
からだろう。

体が
痛む。

ボロボロ
だ。

命をすべて
削り切ったような
道のりだった。

でも間違いなく
今はこうして
生きている。

そしてもうすぐ、
あそこが
出口だ。

出口であり
次への
入口。

あそこまで
行ってやっと

自律だな。

つづく

ヤベェ、ギリギリ

人と
向き合う。

向き合う。

繋がりへの
一点を
探し求め。

逃げる人は
追えるところ
までは追い、

深追い
し過ぎては
ならない。

ギリギリの
ライン。

近づく人にも
同じ。

近づくことは
ありがたいが、

近づき過ぎては
ならない。

ギリギリの
ライン。

ギリギリ
スレスレ。

今日も
絶妙をいく。

時には
冷や汗が
流れる。

人生が
かかっているのだ。

その人の。

冷や汗の
一つくらい
流れて当然だ。

ギリギリ
スレスレ。

容量オーバー
なのも
よくわかりつつ、

耐えられる
限界まで
エネルギーを
注ぐ。

ギリギリ
スレスレ
だ。

ふぅ・・・。

ふと気がつけば、
空も雲も
私を見守って
くれている。

つづく

今日、出会う人

扉が開く。

外に出る。

次の
世界だ。

爽快。

心地よい風。

空、海。

遠くに街。

肩を叩かれる。

振り向く。

あぁやはり、
君だったか。

ここでは
君と共に
進むのか。

見慣れた
笑顔。

今日、
出会う人。

つづく

ここからの私のテーマ

心で楽しむ、

という
よりも

魂で悦ぶ、

という
時間の使い方を
私はしている。

魂で悦ぶ
ことのない時間は
1分1秒も創らない

決めている。

真本音で生きる
とは結局、
そういった「生活」
もしくは
「人生の進み行き」

本当に日常の
こととして

実現するために
あったのだな、

今になって
わかる。

時間とは
宝物だ。

時間とは
命そのもの。

一刻一刻の
この「今」
という
無限の中のたったの
一点が

本当に
愛おしい。

この感覚で
生きることが
できるようになったのは

単に
歳をとった
ということかな、とも
思っていたが、

どうやらそうでも
ないようだ。

私の講座に
参加されている
若い人達の中にも、

それを
素直な感覚として
自覚できている人が
すでに
出始めている。

以前の私にとって
人生とは
苦しみの塊だった。

苦しみを
いかに乗り越えて
楽しみに
変えていくか?
だった。

今はもはや
そこにはいない。
そのレイヤーには。

そのように
最近ははっきり
自覚を始めたのだが、

そんな私に
一文字
投げかけられた
テーマがある。

これである。

『 㒪 』

最初は何か
わからんかった。

これで
「すず」
と読むらしい。

鈴である。

と同時に
「たまもの」
とも読むらしい。

賜物である。
めぐみ、
である。

書けへん。
こんな字。

でも
ここからの
テーマだ。

つづく