不満足の結晶体

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短くて
いいから、

最も
的確な
言葉が
ほしい。

短くて
いいから。


だけでなく、

身体の
すべてが、

全部の
細胞が
悦ぶような。

言葉を
介してしか
表現できない
ような
この
限られた
狭い世界の
中で、

窮屈さを
いつも感じながら
私達は
自己表現を
し続ける。

自分を
表す術を
探しながら、

いつ何時も
満足を
得られずに。

不満足の
結晶体、
人間。

不満足が
不満足な
言葉で
自己を表す。

不満足
同士の
やりとり。

それが
我々の
関わり、
コミュニケーション。

あなたに
どうしても
伝えたいことが
ある。

でも
それを
どうしても
的確に
表せないんだ。

伝えられ
ないんだ。

この言葉は
私じゃない。

でも、
私そのものの
言葉を
見つけたい。

あなたに
伝えるために。

私自身が
あなたに
伝わるために。

私が
あなたを
理解するために。

つづく

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