コミュニケーション能力を駆使して進もう

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新規事業プロジェクトチーム。

木村さん、弓江さん以外の「要(かなめ)」となる

チーム員を特定するために、

私はチーム員の皆さんとお会いすることに

なりました。

 

しかしその前に、

木村さんと弓江さんのお二人から、

それぞれのチーム員に関しての印象を

聴くことにしました。

(→前回記事)

 

これは、いつも私が行なうことです。

 

まずはリーダーやマネージャーが抱いている

部下の皆さんへの印象をお聴きした上で

その皆さんと実際にお会いするという

ステップです。

 

ひょっとするとコーチによっては、

印象を聴くことで、要らぬ固定観念を

生んでしまう、

それよりもまずは、固定観念のない状態で

本人とお会いしたい、

と考える人もいるかもしれません。

 

しかし私の場合は、

まずは「印象」を聴くことを

大事にしています。

 

なぜならそれは「印象」でしか

ないからです。

 

どれだけ「印象」を聴いていたとしても、

本人と、本当の意味でしっかりと向き合えば、

その「印象」に捕らわれることは

ありません。

 

むしろ、もし「印象」とまったく異なるものを

感じた場合には、

「実際に見たもの」と「リーダーの持っていた印象」の

差が明確になります。

 

その差を知ることが、

チーム(組織)活性化の突破口となることが

往々にしてあるのです。

 

さらに私の場合は、

リーダーの方達がお話しされる「印象」の

内容そのものは、ほとんど気にしません。

 

ちょっと失礼な言い方になりますが、

「印象」そのものは、どうでもいいのです。

 

それよりも、

「印象」を語っていただきながら、

私は、そのリーダーから受ける、その部下の「実在」を

感じ取ります。

 

「実在コミュニケーション」と

私が呼んでいるものの一種なのですが、

リーダーがその人のことを語ることで、

そのリーダーを通じて、その部下本人の

「実在」のレベルにおける

現状把握をするのです。

 

例えば、その部下本人の

現時点での真本音度合いは

どれくらいか?

 

どれくらいの真剣さで

仕事に向かい合っているか?

 

チームへの調和度合いは

どれくらいか?

 

その人は、自力成長(進化)できる人かどうか?

・・・などなど。

 

本人に合わずとも、

感じ取ることができます。

もちろん、本人に実際にお会いしたほうが

よいですが、

人を介しても、ある程度わかることは

あるのです。

 

これは決して超能力的なことではなく、

人間誰しもがもともと持ち合わせている

コミュニケーション能力の一つです。

 

私達人間のコミュニケーション能力は

凄いのです。

その本来の力を

使っている人はほとんどいないのが

残念なのですが。

 

私は、できれば、

すべての人がそういった本来持っている

コミュニケーション能力を

使えるようになればいいな、と

思っています。

 

ですので、私はクライアントさんに対して、

「実在コミュニケーション力」を高めることも

コーチングの大事な目的の一つと

しています。

実際に、

私の継続サポートを受けている人の何割かは

この力が、かなり伸びます。

 

そうすると、

すべての展開が本当に楽になるのです。

 

木村さんと弓江さんから

チーム員の皆さんの印象を聴くというのは、

お二人の「実在コミュニケーション力」を高める

最初のステップという意味もあります。

 

新規事業プロジェクトチームのメンバーは

木村さん、弓江さん以外に

4名います。

 

少人数ですので、

逆に、綿密な実在コミュニケーションも

できるでしょう。

 

目的は、

「戦略」を見出すため。

 

以前にも書かせていただきましたが、

「戦略」とは、

最も楽に進めるであろう道のことです。

 

そのためにも、

「要」となる社員さんを特定するのです。

 

つづく

 

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