初めての自然体

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自分自身が
ずっと
育んできたものを、

例えば、
「自分自身」
を、

意味がなかった

感じてしまうことは

人として
辛いことだろう。

でも、
実はずっと
自分自身が一番
それをよく
わかっていた。

その事実を
見れなかっただけだ。

目を逸らし
続けた。

だから
あらゆることに
おいて、

力み(りきみ)

が生じた。

不自然な力が
常に
入っていた。

その不自然さが、
人との関係を
不自然にした。

不自然な
人間関係しか
つくれない人は、

とても疲れる。

いつの間にか
人生に
疲れてしまった。

慢性的に
漠然と、
疲れてしまった。

だから
病気になった。

体が
ひどいことに
なった。

ひょっとして
自分は
死んでしまうかも
しれない、と

不安になる
一方で、
もうすぐ人生を
終えるかもしれない
という
安堵感も
本当は、あった。

もう、
どうでも
よくなった。

あとは
落ちていく
だけ。

堕ちて
いくだけ。

・・・だった
はずなのに、

突如として
自分の奥の方で

が生まれた。

それを感じた
時、
正直、最初は、

面倒臭いな

と思った。

このまま
堕ちていければ
楽だったのに、
と、
何者かを
恨んだ。

が、
実はこれも最初から
わかっていたこと。

その光は
一度、生まれて
しまえば、

あとは
大きくなるしか
ない。

なぜならそれは
私自身だから。

私が本当に
育んできたのは、
この

だったのだから。

しょうがない。

生き直すか。

・・・と、

覚悟を決めた
その人。

私の前のその人は
初めて
私の前で
自然体となった。

つづく

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