あなただったか

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時々
あるのだが、

誰かが
私のそばに
じっと
立っている。

黙った
まま。

その気配
だけがある。

誰だか
わからない。

でもきっと
クライアントさんの
誰か、だ。

何か
伝えたいことが
あるならば、
きっと
そのような感覚は
わかるだろう。

でも
そうではない
らしい。

こういうケースの
場合は、
私はただ
放っておく。

きっと
何か
その人なりの
目的が
あるのだろう。

あえてそれを
問うことも
しない。

ただ、
放っておくが
意識は少しずつ
向け続ける。

実在の私と
実在のその人。

何らかの
コミュニケーションは
とっている
のだろう。

で、
実際に
そのクライアントさんと
現実レベルで
お会いすると、

だいたいは
その瞬間に
わかる。

あぁこの人
だったか、と。

そして
そのクライアントさんと
会話を始めると、
その目的も
わかってくる。

その目的は
様々なものだが、

最も多いケースは
「実は竹内さん、
私、これこれこういうことに
挑戦することに
しました」
と、

現実のレベルで
決意表明を
されるのだ。

そんな感じで
今日も
ある社長さんから、
新商品の開発を
頑張ってみようと
思う、
というお話があった。

決意を
固めるとき、

その人は
独特の
空気感と
エネルギーの流れを
発する。

それが
実在のレベルで
離れていても
伝わってくる。

こうやって
私達人間は、
見えないところで
影響を
与え合っているんだ。

つづく

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