鈍感の強さなど

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表面上の
痛みであれば
大したことは
ないのだが、

表面上の
痛みほど
痛い。

深刻な傷
ほど
痛みが麻痺する
ものだ。

痛い
痛い
痛い!


泣きわめくことが
できるなら、
まだ健康的だ。

私達にはちゃんと
泣きわめく
という
機能がついている。

その機能を
しっかり使えば
いい。

問題は
それすらできない
時だ。

そういった人達と
私は向き合う
ことにしている。

傷の振動は
奥深い。

ずっと
揺れ続けて
いる。

しかしそれが
表面まで
伝わってこない
のだ。

だから本人は
私は平穏だ、

思い込んでいる。

まったくもって
そうじゃない。

やばいだろ。

まずいだろ。

そのままじゃ
心が
壊れるだろ。

魂まで
壊れそうだぞ。

私は内心、
冷や汗を流しながら
必死に対応する
のだが、

本人は
のほほん
としている。

それが
恨めしくさえ
なるのだが、

昔は確かに
私も
同じ風だったと
思えば、

人間だ、
しゃーない!

とは
思える。

が、しかし
それにしても
自分のことだ、
もっと自分で
気づけよ!

ド突きたくなる。

もっと
自分を
大事にせーよ!

痛みに
敏感であれ。

これからの
時代は特に。

鈍感の強さ
など
ここからは
通用しない。

自分の弱さを
知る者だけが、

間違いなく
道を刻める。

突破口を
見つけられるんだ。

つづく

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