人は、
急に
巨大化する。
もちろん
実在レベルでの
話だが。
しかしそれは
突然
訪れる。
後から考えれば、
ある程度
予兆のような
ものは
あった。
もうダメか、
と
完全に
諦めかけた
その時に
突然の
巨大化。
それによって
物事の展開が
根底から変わる、
というケースは
多かった。
そして今、
まさに、今、
私はそれを
体験した。
・・・・・・
諦めては
ならない、
とは
言わない。
むしろ私は
諦めが早い
方だと思う。
だからが故か、
諦めたことで
急に物事が
好転し出すことが
あった。
今回も
そう。
だからついつい
思って
しまうのだ。
きちんと
諦めるからこそ
進むのだ。
・・・なんてね。
・・・・・・
人の可能性は
無限大だ、
などと
安易に私は
言いたくない。
が、
本当に
そうかもしれない、
と
こういう時に
実感するんだ。
火事場の馬鹿力
という言葉も
あるが、
いざという時に
初めて
実る力。
そういうのは
確かに
あるね。
・・・・・・
昔々に見た
ある
景色を
思い出す。
陽炎の
ような
その光景。
遥かに広がる
湖と、
そこに立つ
人。
いや、
人なのか?
あれは。
よくわからない
が、
その人は
直後に消えた。
この光景は
現実では
なかったかも
しれない。
幼い私が
夢を見た
だけかも。
でも
その時に
感じたんだ。
あの人には
きっと
どこかで
出会える、と。
・・・・・・
超巨大化した
彼を
目の当たりに
した時、
彼こそが
その人だった
ということに
気づいた。
なんだ、
もう
出会って
いたのか。
だからこそ
の
この展開か。
諦めた。
すると、
進んだ。
生まれた。
本当の
彼が。
つづく