何という大変な人生だ

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「阿鼻叫喚」

という言葉があるが、

実は

私にとっては

非常に身近な

言葉だ。

 

なぜなら

私は日々、

人々の「阿鼻叫喚」と

向き合っている

からだ。

 

ほとんどの人は

気づいていないが、

ほとんどの人は

心の内面に

「阿鼻叫喚」を

抱えている。

 

あるがままに

真正面から

向き合い続ければ、

私はいつもそれを

ダイレクトに

受け取ってしまう。

 

1対1のコーチング

であれば、

まだ楽だ。

 

しかし

例えば、数十名の研修形式

の場となると、

その数十名分のものを

私は感じたり、

受け取ったりする。

 

それは

かなり

凄まじい時がある。

 

なぜなら

「阿鼻叫喚」とは

人と人が集まることで

相乗効果を起こすことが

あるからだ。

 

・・・・・・

 

今でも思い出す。

 

かなり前のことで

あるが、

ある中堅企業様の

サポートに

入らせていただいた。

 

その企業様には

10名近くの経営幹部さん

達がいた。

 

彼らの

「阿鼻叫喚」は

凄まじかった。

 

一人一人のそれは

普通くらいなのだが、

その10名が集まると、

それは

10倍くらいに

膨れ上がっていた。

 

その時私は

それを

「阿鼻叫喚の台風」

のように感じた。

 

正直言って、

それを感じた時、

私はその会社の

組織活性化サポートの

お仕事を受けたことを

少々、後悔した。

 

私の身がもたない

のではないかと

思ったからだ。

 

しかしあれは

いい経験になった。

 

物事が

どうしても

上手くいかない時、

 

いったい

人と人は

どのように

関わり合っているのか?

 

ということを

まざまざと

知ることができたのだ。

 

その幹部さん達は、

「阿鼻叫喚」の叫びを

続けながらも、

普段、

実に巧妙に

お互いの足を

引っ張り合っていた。

 

もちろんそれは

顕在意識レベルの

話ではない。

 

だから、

当の本人達は

そのことにまったく

気づいていなかった。

 

しかし

潜在意識レベルでは

毎日、そこでは

戦争が起きていた。

 

・・・・・・

 

人生のテーマ、

ということを

考えるとき、

 

私は時々

武者震いをするような

身の引き締まりを

感じる。

 

すべての人には

人生のテーマが

ある。

 

それは

真本音のレベルに

おいて、

である。

 

その真本音レベルの

人生のテーマが、

 

「阿鼻叫喚の

連鎖を止める」

 

という

人がいるのだ。

 

その人は、

自分自身が最も

「阿鼻叫喚」を

解放してしまう人と

常に

出会い、

 

その人との

「阿鼻叫喚」の

相乗効果を起こし、

 

身も心も

ボロボロになりながらも、

それを

自らの力で

乗り越えていこうと

する。

 

それを

人生で繰り返して

いる人が

いるのだ。

真本音の

レベルで。

 

何という

無茶なことを・・・、

私なんかは

思ってしまう。

 

もっと楽なテーマで

生きていけば

よいものを、

と。

 

しかし

現実にそういう人は

多い。

 

時には

それが社長さんで、

すべての社員さん達と

「阿鼻叫喚の連鎖」

を起こしている人さえ

いる。

 

「阿鼻叫喚の連鎖」を

超えていくためには、

結論としては

「愛」

しかない。

 

しかしそれは

「愛」と一言で

片付けられるほど、

生易しいものでは

ない。

 

しかしそれでも

その人は

それに

立ち向かっていく。

 

真本音レベルで

それを

し続けている人を、

 

私は純粋に

サポートしたいと

思うのだ。

 

つづく

 

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