これは良いアイデアだ!

 

というものが

もし浮かんだら、

 

次に私が行なうのは、

それを

捨てることだ。

 

頭の中から、

心の中から、

完全に捨て去る。

 

良いと思った

度合いが高ければ

高いほど、

それをしっかりやる。

 

当然、

良いと思った

度合いが高ければ、

捨て去るのには

時間がかかる。

 

それでも

やる。

 

そのアイデアへの

執着を

なくすためだ。

 

アイデアを

捨て去ることができると、

心の中と頭の中は

空っぽになる。

 

その状態で

待っている。

 

すると、

奥の方から

「直観」が

浮かび上がってくる。

 

それは

「良いアイデアだ!」

というレベルのもの

ではない。

 

まるで

過去を思い出すかの

ように、

「あぁそうだったな。

私はこれをするのだったな」

かなりニュートラルに

そして

当然のように

 

まるでそれが

最初から真理で

あったかのように

 

最初からずっとそこに

存在していたかのような

感覚で

浮かび上がってくる。

 

一言で言えば

「未来を思い出す」

ような感じ。

 

そうなったら

私はそれを実行に

移す。

 

いや、

実行に移そう、

などと考える間もなく、

勝手に体が動いてしまう。

 

面白いことに、

 

この、実行に移した発想は

最初のアイデアと

結果的に全く同じこともある。

 

それはそれでいい。

 

ただ、

最初のただのアイデアレベル

における実行と、

未来を思い出すレベル

における実行では、

 

その「実行」の質が

根本的に違ってくる。

 

その「違い」こそが

重要であり、

 

道が開くかどうかは

すべてここに掛かっている

と、私は思うのだ。

 

これが本来の

「直観」である。

 

いつも言うことだが、

この直観の力は

誰もがもともと持っている。

 

この「直観」に基づいて

動く人がどれだけ増えるか?

 

そういう人を

どれだけ育成し、

どれだけサポートできるか?

 

これによって

ここからの時代の明暗が

決まると

私は思っている。

 

つづく