想像のつかない世界へ

 

海の中を

自由に泳ぐ力と

 

空を

自由に飛べる力の

 

どちらかを

あげる、

 

と言われたら、

あなたは

どちらを選ぶかな?

 

私は

山とか自然が

大好きなので、

たくさんの自然を見るために

空飛ぶ力が

手に入るといいなぁ、

思うが、

 

その一方で、

 

まったく未知の世界

である

海を自由に泳ぐ力

もほしいなぁ、

とも

思うね。

 

で、結局

「未知」

の方を選ぶと

思う。

 

だって

想像がつかない

から。

 

若い頃、私は

海外を

1年半ほどかけて

ゆっくり旅した

ことがある。

 

ヒマラヤにも行き、

エベレストを

この目で

見てきた。

 

標高5〜6000mの

空気が

どんなものか、を

体験することも

できた。

 

もちろんすべての

世界や自然を

見たわけではない。

 

すべての国を

見たわけでも

ない。

 

でも、

何となくであるが、

想像は

できる。

 

この地球の

地表世界が

どんなものか、は。

 

そして、

宇宙にももちろん

行ったことは

ないが、

写真やテレビでは

知っているので

 

やはり

想像はできる。

 

しかし、

海の世界は

謎である。

 

実際、

現時点では人類は、

海の世界はまだ

ほとんど何も

知らないらしい。

 

その

「想像できない」

というのは

魅力である。

 

自分の範疇を

超えた世界。

 

想像の範疇

すら超えた

世界。

 

私はそういった

ものに

憧れる。

 

あなたは

どうだろうか?

 

・・・・・・

 

未知なものに

憧れる

というのは

私達人間の本能

の一つである。

 

深い谷間に

生まれた人が、

 

谷を挟んでいる

山の尾根の

その向こうには

何があるのだろうか?

 

見てみたくなる、

その気持ちは

誰にも湧いてくる。

 

健康であれば。

 

なぜなら

私達は

「進化」の反映

だから。

 

「進化したい」

という願いや

祈りが

カタチとなって

現れたものが

 

私達人間だ。

 

・・・・・・

 

いや、

私は進化など

したくない。

それよりも、

毎日、

安定していたい。

平穏な日々が

同じ日々が

毎日永遠に

続いてほしい。

 

・・・と

言う人もいるだろう。

 

もちろん

私の中にも

それはある。

 

未知の領域

ではなく、

安心の領域に

留まりたいという

欲求がある。

 

しかし

私は思うのだ。

 

この

安心欲求というのは、

 

あくまでも、

 

進化欲求を

助長するために

存在しているのでは

ないか、と。

 

どういうことかと

言えば、

 

もし私達に

進化欲求しか

なければ、

 

未知の領域への

欲求しか

なければ、

 

私達は

危険極まりない

行動・選択ばかりを

するだろう。

 

それでは

生き延びることは

できない。

 

結果として、

進化もない。

 

進化とは

持続性が

必須である。

 

持続して初めて

進化は

自然に成されていく。

 

私達の進化は

私達だけで

終わるわけでは

ない。

 

私達の次の世代

に引き継ぎながら、

 

命を

つなぎながら、

 

永遠に続いて

いくものが

進化である。

 

そのためにも、

安心欲求は

必須である。

 

そして

それがあるからこそ、

進化は

着実に

成されていく。

 

安心が

あるからこその

進化。

 

進化を望む

からこそ必要な

安心。

 

人間とは

まったくもって

よくできている。

 

・・・・・・

 

人と向き合う

ことは

人間探究の旅

である。

 

しかしそれは

自己満足では

まったく

意味がない。

 

探究して

見つけたことは

その次の瞬間に

すぐに

活かす。

 

気づき、

活かす。

 

そしてまた

気づき、

活かす。

 

その連続。

 

それが

「コーチ」という

仕事である。

 

「コーチ」という仕事は

常に自分を

未知の領域へと

いざなってくれる。

 

昨日もまた、

コメント

いただきました。

 

ありがとうございます。

 

まだ返信

できていない人も

います。

 

最善のタイミングで

返信させて

いただきます。

 

コメントは

いつでも

お待ちしております。

(→【コーチ探し、始めます】)

 

つづく

 

始まりの海に入りましょう

生命の源としての

海を

イメージしてみて

ください。

 

その海は

無限に広がり

続けています。

 

その海は

とても

静かです。

 

そして

とても

深いです。

 

しかしその

深さには

怖さは

微塵もありません。

 

そこには

やすらぎと

あたたかさと

まるで

母親の胎内に

いるかような

安堵があります。

 

『始まりの海』

とでも

名づけましょうか。

 

その

「始まりの海」の中に

入りましょう。

 

静かに

入りましょう。

 

そして

深く深く

沈んでいきます。

 

深く沈んでも

もちろん

溺れることはなく、

沈めば沈むほどに

やすらぎが

増して来ます。

 

不思議なことに

深く深く沈んでも

光が失われることは

ありません。

 

かといって

眩しい光でも

ありません。

 

適度な光。

 

やはり、

やすらぎの光。

 

その中を

静かに

深く深く

沈んでいきます。

 

もうこの辺りで

いいかな。

 

と思えたら

そこで留まります。

 

そこで

身も心も

芯から

リラックスしましょう。

 

徐々に

その海の持つ

本質的なエネルギーが

自分自身に

浸透して来るのを

感じましょう。

 

自分の中に

エネルギーが

満ちて来るのを

感じましょう。

 

あぁ満たされたな、

と思えたら、

そこで

自分自身に

問うてみてください。

 

私は

なぜ

生まれたのだろうか?

と。

 

私は

なぜ

人間なのだろうか?

と。

 

そして、

私の人生は

何のために

何を目指すことで

成就されるのだろうか?

と。

 

「始まりの海」

だからこそ

浮かび上がる発想が

あるでしょう。

 

それは

新たに生み出した

発想というよりも、

「思い出す」

感覚のはず。

 

私達はそろそろ

思い出すときに

来ているのです。

 

つづく