優しく厳しかった

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花びらが
雪のように
降ってくる。

それらに
包まれ
ながら、

思い出した
んだ。

彼の存在
を。

彼は、
私がピンチの
時、
いつも
助けてくれた。

ギリギリの
状態で。

彼のあの
献身ぶりが、

今の私の
目指すところ

なっている。

彼のように
なりたい、
と、

ずっと
思い続けて
きた。

全くの
無自覚の
うちに。

・・・・・・

一枚の
花びらが

目の前に
ヒラヒラ。

彼の声を
届けて
くれた。

そのまま
でいい。

そのまま
進めば。

・・・と
優しく
語りかけて
くる。

彼らしいな、

思う。

だが私は
よく
知っている
つもりだ。

彼の本当の
魅力は、

厳しさに
こそ
ある、と。

私は確かに
そこに
惹かれていた。

・・・・・・

厳しさと
優しさは
表裏一体だ。

本当に
自分にも
他人にも
厳しくなれる
人は

本当の
優しさを
出せる。

逆も
然り。

彼は
人生の師
だったのだな、

今になって
思う。

・・・・・・

そのまま
進めばいい、
・・・か。

確かに
その通りだと
思う。

が、
それでは
どうしても
満足できない
のだ。

私はまた、
ここから
さらに
逸脱していく。

とんでもない
歩みを
始めようと
している。

そこは
自覚
している。

だが、
彼はずっと
私の中に
いる。

彼のあの
冷静かつ沈着、
そして
優しさの奥の
厳しさに

常に
対峙しながら
進むつもりだ。

つづく

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