緩流もある

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あまりに

ゆっくりな流れ

だが、

 

この川は

確かに流れ

続けている。

 

じれったくも

なるのだが、

 

しかし紛れもなく

ここに

流れはある。

 

この川に

身を委ねると

決めた以上は

 

この流れに

乗り続ける。

 

景色は

ほとんど

変わらないが、

 

でも確かに

進んでいる。

 

たまには

こうして

ゆっくり進むのも

いい。

 

ゆっくり進む

からこそ

見つかる景色も

ある。

 

風を切る

爽快さもあれば、

 

風を感じない

この静けさもある。

 

でもやはり

確かに

進んではいるのだ。

 

まるで

停滞しているかの

ごとく

進むべき時。

 

そんな時は

自ら水をかき分け

泳ぎたくも

なるのだが、

 

こんな時に

「待てる」自分に

なれるといい。

 

流れ方は

一定ではない。

 

急流と

緩流と。

 

それぞれの

「今」を

 

今にしかない

「今」を

 

楽しむことが

人生の醍醐味だ。

 

つづく

 

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