それは本当の意思か?

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川の水面に空が

映っている。

 

まるで

鏡のように。

 

それを見つめていると、

どちらが本物の空なのか、

わからなくなった。

 

実在と幻影。

 

その本質は

まったく異なるものだが、

姿と形は

よく似ていることが多い。

 

似ているどころか、

表面だけを見れば、

完全に一致することも。

 

実在と幻影。

 

私達の心の中には

この二つがある。

 

その区別が

つかないからこそ、

私達は戸惑い、

迷う。

 

・・・・・・

 

ある時、私は

「風」になろうと思った。

 

風になれば、

川の水面は揺れる。

 

揺れれば、

そこに映っている

幻影も揺れる。

 

そうなれば、

本物の空と

映っているだけの空の

区別がつく。

 

私のやっている

サポートの本質とは

これである。

 

というよりも、

たったこれだけのことを

しているだけだ。

 

・・・・・・

 

あなたが捕らわれている

確かなものとは、

 

実は単なる幻影かも

しれない。

 

幻影に捕らわれ、

幻影の意思のままに

動けば、

 

いつかはそれは

消え、

あなた自身の意思も

消える。

 

すべての幻が

消え去った時、

 

あなたは何もない

孤独の世界に

ポツンと突っ立っている

自分を発見するだろう。

 

虚しさと虚無感。

 

絶望感。

 

それにより、

この世に確かなものなど

一つもない、

あなたは思い込んで

しまうかもしれない。

 

虚しさに基づき、

それが真実だと思い込み、

次の自分の道を

決めてしまう。

 

しかしその道すらも

幻影なのだ。

 

幻影で築いた道は、

どこまで行っても

幻影のまま。

 

そこから抜け出す

唯一つの方法は、

 

自分の中の

実在

を見つけることだ。

 

・・・・・・

 

自分の中の

実在。

 

揺るがぬ意思。

 

それは、

揺るがないようにしよう!

と努力して創り上げた

ものではない。

 

始めから、初めから、

揺るがないもの。

 

そこにただ

在るものだ。

 

それは、

顕在意識レベルの

表現を使えば、

 

あなた自身の

「願い」

である。

 

揺るがぬ願い。

 

人生を通じて、

一生

持ち続ける

願い。

 

一生持ち続けるが、

それは変化をしない

ということではない。

 

それは着実に

進化をする。

 

その進化に

歩調を合わせれば、

あなたの心も身体も

進化する。

 

だから常に

実在に

立ち返るといい。

 

そこを

毎日の原点と

するといい。

 

もし自分の実在が

わからないのであれば、

 

わかろうと

するだけでもいい。

 

今のこの私の意思は、

実在か、幻影か?

 

それを一つずつ

確認しながら

進めばいい。

 

それだけでだんだんと

区別はついて

来るもんだ。

 

・・・・・・

 

本物の空なのか?

 

水面に映っている

空なのか?

 

本当はそんな区別は

最初から

ついている。

 

私達は本当は

すべてをわかっている。

 

だから

「人間」を

やってるんだよ。

 

つづく

 

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