どんと来い

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台風が
去った後のような
感じだ。

まだ
風は強い。

それも
徐々に穏やかに
なっていく
だろう。

そうすると
また
日常が
戻るのか?

いや、
そうでは
ない。

台風の前と
今とじゃ、

世界が
違っている。

表面的には
同じように
見えるけれども。

・・・・・・

今、私の
右の掌に
乗っかっている
もの。

一つの
祈り。

それは
一度、
光を失いかけ、
消えそうに
なったが、

どうにか
生き延びた
ようだ。

もうすでに
次の台風を
待っている。

あれだけ
痛い目に
遭ったのに。

やはり
もともと
望んでいること
なのだろう。
キツい
やつを。

・・・・・・

客観的に
冷静に
振り返れば、

ギリギリ
スレスレの
ところを
ずっと
進んでいた。

一歩どころか
半歩でも
間違えれば

取り返しの
つかぬ
状態だった。

それなのに、
私は
そこを
踊りながら
進んだ。

楽しまなきゃ
損だ、
とばかりに。

呆れ果てる。

でもやはり
望んでいる
のだ。

・・・・・・

なぜ、
乗り越えられた
のか?

を、
今後のため
にも
きちんと
分析しておいた
方がいい。

きっと。

でも
それをすれば
ハラハラが
減ってしまうでは
ないか、

呟く私がいる。

呆れ果てる
野郎だ。
まったく。

・・・・・・

どんと来い!
などと
たくましいことは
言えない。

だって
ヒョロヒョロじゃ
ないか。

でも
わかって
いるのだ。

これはまだ
序の口。

始まった
ばかりだ。

だから
胸の内だけで
呟いて
みる。

どんと来い。

つづく

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