本来の私じゃない

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今の私は

本来の私じゃない。

 

・・・という

強烈なメッセージが

その人から

ダイレクトに届く

ことは多い。

 

イメージで言えば、

まるで魂のような

強烈な光が

その人の体から

私へと

 

撃ち込まれる。

 

その光を

強い圧迫のもとに

受け取ると、

 

一瞬であるが、

 

本来のその人

の姿が

目に映るのだ。

 

どころか、

まるで私とずっと

そこに一緒に

いたかのような

感覚となる。

 

すると、

実際に今

目の前にいるその人

の姿が、

 

急激に

嘘っぽく見えてくる

から不思議だ。

 

この人は今、

一生懸命に私に

語りかけているが、

その一言一言は

この人の本来の言葉

ではないのだな、

よくわかるようになる。

 

で、

多くの場合、

ダイレクトに問うて

みる。

 

それは

本来のあなたの

想いですか?

 

と。

 

その途端に

その人は

大きく揺らぐ。

 

グラグラ揺れて、

まるで

陽炎のように

なる。

 

人は

弱い。

 

本来の自分では

ない自分のままでは

 

強烈に

弱い。

 

その状態で

現実に立ち向かおう

としても

道を開くなど

土台無理な話だ。

 

本来の自分

でない自分で

いったい

何をしようとするのか?

 

そこに

どんな価値がある?

 

なぜそんなに

本来ではない自分に

執着する?

 

とは思うのだが、

でもそれもまた

人間。

 

本来の自分と

そうでない自分。

 

せめて

自分のことは

それくらいは

自分で

区別をつけられるように

なると

いいよなぁ。

 

つづく

 

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