本来の道なのに

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進めば進むほど
疲弊してしまう
道ならば、

それは本来の
道ではない、


なるはずだが。

しかしどうみても
本来の道である
はずなのに、

それでも極度に
疲弊し続けることが
ある。

その場合、
考えられる
最大の原因は、

スピードだ。

本来のスピードで
進んでいない時に
私達は
疲弊する。

特に
スピードに
こだわっている人で
あるほどに。

最近、私の周りでは
そういった人が
増えてきた。

例えば、
電車で北海道に行こう

決めた場合、
その行き方は
いくらもあるが、

新幹線でなければ
ダメだ、


決めている人
という感じ。

飛行機は違う。
地上を走って
行きたい。
しかし
最速で。

各駅停車とか
普通の特急レベルでは
満足できない
というタイプだ。

もちろん、
各駅停車でも
普通の特急でも
それぞれが
それぞれなりの
良さを満喫できる。

新幹線では
見ることのできない
景色も堪能できる
だろう。

しかしそれでは
ダメなのだと。

飛行機ではなく
地上はちゃんと
走るが、

景色を楽しむ
のではなく、
一刻も早く
北海道に着きたい
と。

なぜそこまで
早く着きたいの?

と問えば、

私の本来の人生は
北海道に到着して
から
始まるんです!
と。

北海道までは
これまで
何度も行ったことが
あるのです、
でも
北海道では
まだまだ私にとって
未踏の地が
たくさんあるんです、
だから
私の人生の時間は
その未踏の地の
探検に当てたいのです!
と。

その気持ち、
私は非常に
よくわかる。

私もそういった
タイプなのだと
思う。

であれば
それをちゃんと
自覚し、

新幹線に
乗ることだ。

一刻も早く
北海道まで
たどり着くことだ。

人生の時間は
あまりに
少ない。

こんなところで
躊躇している
暇はない。

未踏の地に
行きたいならば、

既踏の地は
駆け抜けて
しまおう。

つづく

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